【智の木ツーリズム】ヘレンドカフェ~世話人を依頼され~(近土 真紀子) | Thera-Projects掲示板

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一般社団法人テラプロジェクトの日々の活動を発信していきます。



 思い起こせば、智の木協会会員として、いろいろな企画に参加させていただきました。2008年に創設されました智の木協会ですが、私が会員となりましたのは、2011年でした。日経新聞に、「社団」テラプロジェクトが実施しています、第三世代大学、塾SiNの記事が掲載されていました。
塾SiNを受講してみようと思い6科目の大人向けの授業の中で私は、植物学エコロジー編、食品栄養学、財産総合学の3科目を受講させて頂きました。その折、智の木協会の存在を知り、その当時、智の木協会の主幹を務めておられた小林裕子様から会員になることを進められ、二つ返事で会員にして頂きました。
 智の木協会は、テラプロジェクト様と共催で、パンマルシェ等を企画され、智の木ツアーでは長野県の八ヶ岳の裾野でバラの栽培を手掛けるバラクライングリッシュガーデンや京都に残る老舗の訪問や企業会員である月桂冠様での新酒試飲など楽しい企画をされていました。
 また、2012年オランダで開かれました10年に一度のオランダ国際園芸博覧会フロリアード見学という智の木協会初の海外ツアーに参加させていただきました。キューケンホフ公園訪問ではチューリップの絶景を見ることができ、大変楽しい思い出の旅となりました。

 智の木協会様は、社)テラプロジェクト様と関係の深い企業、個人が会員様で、みどりを身近に感じられる生活、Plant-friendly Life を推奨します社会啓発活動を進めておられます。
 2017年には、テラ様が進める「みどりのサンタ活動」を企業のCSR活動と連携して進めようとする新たな企画をスタートされました。本協会は設立当初から、みどりの価値を見出す取り組みを進めておられました。小林先生は、ことあるごとに19世紀は、Real Gold(金) の時代、20世紀は、Black Gold(石炭、石油) の時代、21世紀は、「Green Gold の時代」とのスローガンをもたれ、その意味を社会発信してこられました。みどりが金のごとく高価な存在でありますことを意識した表現だとおっしゃっています。このお話をお聞きいたしました時、なるほど素晴らしいお考えだと共感し、家族にも伝えました。
 そこで小林先生が注目されたのがヘレンド社のアポニーグリーンと名付けられた磁器だそうです。ヘレンド社はハンガリーの国営企業で、ヴィクトリア女王が愛用されたことから世界的に有名な会社となりました。ヘレンドの磁器製品の中で、特に日本でも人気のアポニーグリーンというシリーズの製品がございます。そのアポニーグリーンはGreen Goldの時代に相応しい磁器だと先生は力説されます。小林先生は、みどりの活動をさらに広く知って頂くため、そのカップ&ソーサーに、みどりのサンタロゴを入れて欲しいとの思いを強くお持ちでした。



 ヘレンド社とのご縁は、小林先生と日本一明るい経済新聞社の竹原編集長さんが主導する、社長塾:やってみなはれ勉強会のメンバーであられたミスズ社の鈴木会長様がスロヴァキアで事業を展開しておられ、Green Gold の時代、先生がお気に入りのアポニーグリーン製造元、ヘレンド社の魅力をお伝えしたことから始まったとお聞きしています。鈴木様の会社の秘書ズスカさんのご尽力で、国境を越えたハンガリーのヘレンド社との面談が成立。テラプロジェクトさんが取り組んでいる地球温暖化阻止の活動にヘレンド社の協力を求め、Green Gold の時代、陶磁器焼成で使うエネルギーをオフセットする企業努力の必要性を伝えたのが発端だと聞き及んでいます。その後、ヘレンドジャパン社さんも支援して下さり、Green Goldの時代に生きるものの社会責任の重要性にご理解を頂いたことで、アポニーグリーン、カップ&ソーサーのボトムスタンプにOne Green, MIDORI-SANTA ロゴを入れて頂くことができたと伺っています。
 2016年、最初にヘレンド村を訪問され、その後、先生がヘレンド社と何度となく交渉を続けられ、この企画を実施する最終交渉を当地で行うことになりました。そこで、智の木協会の主幹であられた小林裕子さんが会員から希望者を募り、この交渉に同行することを提案され、お声をかけて下さり、ヘレンドツアーが実現しました。

 ここからはヘレンドへのツーリズムについてお伝え致します。
2017年の5月にヘレンド村へと出発します。ハンガリーの首都ブダペストから南西に車で、高速道路で2時間ほど走り、中央ヨーロッパ最大の湖、バラトン湖から20分くらいで、ヘレンド社に到着致しました。
ヘレンド社では、CEO Dr. Simon様、Head of Product Development様含め4名様と小林先生、峯平様はじめ一行が直接面談致しまして、ヘレンド社との提携によるテラプロジェクトのみどりのサンタロゴ入りアポニーグリーンカップ&ソーサー製作交渉が成立致しました。
 その後、ヘレンド磁器の工房を見学致しました。ヘレンド社にはマスター制度により、マスターポターとマスターペインターがいらっしゃいます。すべて手造り、手描きで作成され、マスター制度によって伝統を引き継ぎ今日に至るそうです。

 貴重な体験をさせていただきありがとうございました。









*参考資料 Herend マスター制度について
 1826年の開窯以来190年以上ものあいだ、大切に「マスター制度」を守り続けています。マスターの称号を得るには、ペインターもポターもヘレンドが有するあらゆる技術と知識、そしてマスターであることの品格を身につけ、相当期間の修練と学習を経た上で、最後に厳しい試験に受からなくてはなりません。
 そして、一握りの職人たちだけがマスターの称号を得られます。
 ペインターにおいては、商品の裏にペインターサインを入れることができるのは、マスターだけに許されている権利と証です。(Herend.jp より)
 こうしてみどりのサンタのロゴ付きアポニーグリーンのカップ&ソーサーと共に、ヘレンドカフェが智の木協会主催で始まりました。
現在までに、9回ヘレンドカフェを開催致しております。
 ヘレンドカフェでは、 アポニーグリーンのカップ&ソーサーを使ってコーヒー又は紅茶とスイーツをいただきながら、講師の先生をお招きしたり致しましてなごやかなひと時を過ごしております。
 また、みどりのサンタロゴ入りのアポニーグリーンカップ&ソーサーを購入することができます。参加費とともにその収益の一部は、みどりの活動資金となり、次世代の為のみどり化推進事業に貢献できます。
次回は第10回ヘレンドカフェを開催致します。
どうぞこの機会にご参加ください。