えー、伊予鉄道にはいくつか古い駅舎が残っているのですが、
駅訪問を目的とした日程を立てずにいたら
横河原駅が建て替えられちゃいました。
で、一昨年の秋に大洲・内子方面に行ったときに
ついでに立ち寄ってみようと思ったんだけど、
結局立ち寄れたのは時間的に松前駅だけでした。
駅舎全景。
1896年の開業時からの建物ということなので
築120年を超えているわけですが、
外観に関しては近年お色直しが行われたようで
そこまでの古さは感じません。
駅前は自転車置き場になっているようだけど、
休日の夕方ということでか自転車の数は少なめ。
切符売り場ときっぷの自販機。
売り場の方は定期券専用かな?
側面の窓にも鉄格子が有って妙に物々しいですね。
自販機の隣は現状掲示スペースですが、
カウンターが残っているので
かつては手荷物や貨物の窓口が有ったのでしょうか。
待合室。
恐らく開業以来の作り付けのベンチと
最近配置されたらしい新しいベンチとがあります。
売店はなく外に飲料水の自販機があるだけです。
改札口。
ラッチは撤去されて
簡易タイプのICカード読み取り機だけがあります。
ちなみに伊予鉄のICい~カード以外は使用できないはず。
でもってきっぷは乗車時に駅係員に見せ、
降車時に直接手渡す方式です。
時刻表。
基本1時間に4本ですね。
しかもちゃんと15分間隔だし。
金曜日以外は終電が22時台というのは
やっぱり地方都市だからでしょうか。
待合室とホームとの間には段差があります。
開業当時は客車だったのが
電車を運行するようになって
ホームを嵩上げする必要が出てきたからでしょう。
伊予鉄道もバリアフリー化を進めつつあるのですが、
松前駅についてはまだ手つかずのようです。
構内踏切。
この幅だと早期のスロープ化は難しそうですね。
奥に見える白板は周辺家屋のプライバシーに配慮した目隠しなのか
単に広告スペースが埋まってないだけなのか。
ホームは2面3線ですが、
島式ホームの片側には柵があり
架線も張られていません。
かなり早い時期に用途廃止になったようですが、
郡中港行きのホームを2面にする必要があったのかなぁ?
駅名標。
シンプルすぎて面白くもなんとも無いんだけど、
支柱部分の補修跡を見た感じでは
かつての駅名標はもっと支柱が太かったようですね。
いよてつとことでんの古い駅舎は
それぞれ機会を設けて
今度は一気に回ってみようかな、
なんて思っているのですが
一体いつになるやら。
ではまた。