希望の絆
明鏡ゆらぎ
「次こそきっと」と立ち上がり
今度もまた願い叶わずに
辛い結果ばかりの毎日の中に
泣き崩れるばかりの毎日の中で
涙がかわく暇もなく
今日も赤く染まった瞳の奥に
それでも立ち向かおうとする君の光をみた
涙をながす 周り気にせず
恥ずかしがらず 思いのままに
いつの日にかと いつか必ずと
自分を納得させる未来への期待を
語りはじめ また動き始める
時に敗れ 時に果たし
打ちのめされては這い上がり
またひとつ またひとつずつ
大きくなってく君がいる
涙の数だけ それ以上
殻を脱ぎ捨てて 更に大きく
更に優しく 更に強く
握り締めた拳 空に突き上げる度
涙の中で 得た光
太陽よりも強く赤く
月光よりも穏やかに
君の流す涙に触れて
流れた君のココロに触れて
君の希望に触れた人達
君のかけがえのない人達
与えた意識がない君と
貰った仲間がその次へ
涙と苦しみを分け合い 分かち合い
無限に広がるその優しさは
染み込んでゆく 人から人へ
君が流す 涙一滴で
離れた人が立ち上がり
這い上がり 立ち向かい
希望を生み 未来に向け
限りなく人から人へ
途切れることなく伝わってゆく
今日もどこかで涙流す・・・
そこからまた生まれる 『希望の絆』
伝説の木 ~YGGDRASILL,otherside Ⅳ~
。
明鏡ゆらぎ
木の幹に両手をつき
息を吐き終えると いつものように語りかける・・・・
((今日はいつもより少し遠くへ・・・))
・・・・・
目をゆっくりと開けると
いつものように飛び込んでくる 初めての世界
今日はどこに・・・?
(ここはヘラクレス座の球状星団M13あたり)
(そうだなぁ 地球からは大体2万数千光年程のとこだ)
(この銀河は20万以上の星達がいる
ここでは 太陽も月も1つじゃない)
・・・・・・・・・・っ! ・・・!!
スゴイね スゴイよ!
星達が空に敷き詰められて・・・
漆黒ではなく やわらかい光で満たされる夜空。。。
(そうだな 君は見たことないだろう・・・
これを本当の星空と呼ぶんだよ)
太陽系では存在しない夜空・・・・
眩しくない ・・・光の微風
ココロの闇まで包み込んで・・・
・・・・・
(そろそろ 戻ろうか・・・)
・・・・・・・・・
・・・・
また幹にふれ そっと目を閉じる
ありがとう
またがんばれそうだよ
あるんだね・・・星空
Yggdrasill 明日はどこへ。。。
伝説の木 ~YGGDRASILL,otherside Ⅲ~
。
『 伝説の木 ~YGGDRASILL,otherside Ⅲ~ 』
明鏡ゆらぎ
・・・・・ Yggdrasill。
万物の根源。
創世よりも 遥か以前
無の中で 唯一の存在。
矛盾を生み出す 母なる木。
如何なる旅人が探し求めても
決して触れることなく立ち去ってしまう
- 伝説の木 Yggdrasill -
旅人の君が探し続けてる
何か捨てるため
今まで集めてきた中にあった
痛みの思い出
自分を苦しめる痛み 捨てたら
またがんばれるよと
早く捨てなきゃと探して続けてる
心痛廃棄場
もしかしたら あれかな
辿り着いたかな
ずっと 向こうに見える
さぁ 捨てにいこう
・・・・・・・・・
・・・?!
-聴こえる-
こんなトコに捨てるのかい
本当に ?
本当に捨てるのかい?
捨てるためだけの痛みなのかい
苦しんだだけの痛みなのかい
集めてきたモノって・・・ただ痛いだけなのかい
・・・・本当に 今から 捨ててしまうの か
売ってるモノでは無かったよ ね
だから
買ったモノでは無かったよ ね
そう 集めてきたのは君だったからだよ
集めれたのは 君だったから なんだよね
ひとつひとつ
君だったから触れてきたんだよ
ひとつひとつ
例外なく 心が 震えたから-。
なんにも無いなら なんにも無いまま なんにも無かった はず
何かがあったから 何かが生まれて 意味を成して来た
そっか そうだよね
なんとなく解るよ
生きてるのだから
なんとなく解らないことも
解ってるよ
それでも 与えてくれたのは君以外で
だけど
集めてきたのは君の心だったね
人のカタチした心
花のカタチした心
触れたのは カタチじゃない 君の心だったよ
すべては感じたことだったはずだ
痛かったのも心だね
それでも
触れてきたのも心だね
痛みの前にはあったよ笑顔
だから
痛みの向こうにもあるんだよ笑顔
あ そうか
本当だ これら全部
笑顔のたまご だらけだったんだ
・・・・・・・・。
・・・・。
それなら やっぱり捨てれない な
本当に 捨てるものなど 何も無かった 。
なんだか もうここには 用は無くなっちゃったよ
また ココからゆっくりと 始めていこうか な
-誰もが直前で 引き返すことになる
だから どんな旅人も辿り着けない-
心は生きてるから。
そして
母なる木は 言葉を持たない
話しかけることもない
さっき 旅人に話しかけたのは
彼自身の 心だったのだから―。
伝説の木 ~Yggdrasill~。
万物の根源。
無の中で 唯一の存在。
今日もまた 心の中で
優しき矛盾を生み続けている-。
。
伝説の木 ~YGGDRASILL,otherside Ⅱ~
『 伝説の木 ~YGGDRASILL,otherside~』
明鏡ゆらぎ
・・・・・Yggdrasill。
万物の根源
世界樹
ビッグバンよりも 遥か以前
無の中で唯一の存在
矛盾を生み出す 母なる木
すべてはそこからはじまったと言われる
有機無機物を問わず
現存する万物の中
記憶の奥 さらに奥深く
その姿は刻まれている。。。。
すべてはあるはずのない矛盾から生まれた
そして いずれそこにまた還る
完全無欠でない完全体
存在しない物質からなる生命体
無に有を存在させる 矛盾で出来た樹
先ず最初に生まれたのは
宇宙でも星でも 生命でもない
音ー。
矛盾が落ちる音
・・・『 誕生音 』
そう この世界は音から誕生していた
・・・・・Yggdrasill
万物の根源
無と有にさえ侵されない
行き着く先に聴こえる音は
破滅の誕生か 誕生の破滅なのか
誰にもわかるはずがない・・・
なぜなら そこではまた
誕生していない
無いモノ
あり得ないモノが生れ落ちてくるのだから
そう この世界にまだ響いたことのない
真新しい「音」とともに・・・
。
『 旅人の辿りつく場所 』
『 旅人の辿りつく場所
~YGGDRASILL,otherside~ 』
明鏡ゆらぎ
どこで迷いこんだのか記憶にない
ただ いつものように本を読みながら眠りについたはず・・・
薄暗い明け方の風が心地良かったから
窓は少し開けていたのは覚えている。。。
・・・・・・・・
木にもたれ 腰を下ろして 目を閉じる
もちろん今 もたれかかっているのが木であると
気付いたのはついさっきのこと・・・
この木の周辺には かなりの間隔をあけて
何人かも同じことをしている
見るからに旅人らしい・・・
それも様々な格好・・・時代も違う
それに 他の動物や昆虫もいるようだ
遠くにはクジラが横たわっているのも確認できる
・・・・・・・
なんという心地良さだろうか・・・
自然と全く同じリズムで自分が呼吸をしてるのが分かる
ゆったりと 大きく 穏やかに・・・
まさに大地の呼吸のよう
ただ いつもと決定的に違うのは
瞬間を とてもゆっくりと感じていること
そう まるで時間軸の外から
時間を見つめている感じ・・・
そっか ココにあったのか・・・
・・・・・伝説の木
あらゆる旅人が探し続け 辿りつく場所
・・・時間軸の外の空間にあったんだ
だからか・・・・
時間軸の外の世界だからこうして
すべての業から開放され
心地良さだけに浸ることができるんだ
どこにあるのか いつたどり着けるのかわからない
確かにそうだな・・・
~・・・Yggdrasill~
もう少し このまま・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・
小さく開く窓・・・風に揺れるカーテンから
心地良い風を感じる・・・
・・・・・・・帰ってきたのか
そっか ただいま・・・
明け方 心地良い夜風
時間は・・・・1秒も経っていない
・・・・あの木と共に呼吸をしていた時間は・・・
時間軸の外の空間だったから
。


