ー 愛する人の精神的健康や肉体的健康、また物的な問題で役に立ちたい時、私たち人間はどういう心掛けが大切ですか?
つまり、その人に私たちの思念を直接送ればいいのですか?
それとも、祈りという形で神に向けて送るべきですか?
「とても良い質問です。
人のために何とかしてあげたいと思うのは、真剣な魂の表現です。
全ての祈りは神に向けるべきです。
といって、いつも嘆願を並べ立てなさいと言っているのではありません。
祈りとは波長を合わせることです。
私たちの意志を神の意志と調和させることであり、神とのつながりをより緊密にすることです。
そうすることで結果的に、私たちの意識を高めることになります。
意識を高めれば、それだけ判断基準を高めることになり、自動的に結果があなたの生き方に表れます。
まず自分が、宇宙の心、宇宙の大中心、宇宙を創造した神に近づけるよう真剣に祈ることです。
それから、何とかしてあげたいと思っている人がいれば、その人を善意と“自分をお役立てください”という祈りで包んであげることです。
ですが、それを愛する人だけに限ることは感心しません。
たとえ崇高な動機からであっても、一種の利己主義だからです。
それよりはむしろ人類のためになる方法で、自分の精神が使われることを求めるほうがよろしい。
つまり、日常で自分と関わる人に、分け隔てなく力になってあげるべきです。」