それを伝えることが、私からの精一杯の援助です。
彼は今のところ何もしていません。
ただ側に立っているだけです。
これから交信の要領を勉強しなくてはいけません。
霊媒を通してだけではありません。
普段の生活の中で、考えや望みをあなたに伝えることもそうです。
それには大変な技術を要します。
それがマスターできるまで、側を離れないでしょう。
あなたの方でも、心を平静に保つ努力をしなくてはいけません。
それが出来るようになれば、彼があなたに与えたいと望み、あなたも彼から得たいと望む援助や指導が届いていることが確認できるでしょう。
そうした交信を伝えるバイブレーションは、極めて微妙で感情によってすぐ乱されます。
不安やショック、悲しみといった感情は、たちまちあなたの周囲に重々しい雰囲気、交信の妨げになる壁を作ってしまいます。
心の静寂を得ることが出来れば、平静な雰囲気を出せるようになれば、内的な安らぎを得ることが出来れば、それが霊界から必要なものを届ける最高の条件となります。
感情が錯乱している状態では、私たち霊も何の手出しも出来ません。
受容性、受け身の姿勢、これが私たち霊が人間に近づく必須の条件です。