「どちらとも一概には言えません。
なぜなら、これには人間の愛が関わっているからです。
死後も生前のままの形体を維持するかどうかは、その動物に対する飼い主の愛一つにかかっているのです。
もしも動物とその飼い主が時を同じくして霊界へ来た場合、その飼い主のところで暮らします。
愛のある場所が住処となるわけです。
愛が両者を強く結びつけるのです。
その場合は住処がありますから、動物界へ行く必要はありません。
動物界に住むのは、飼い主より先に霊界へ来た動物に限られます。
誰かに世話をしてもらわなくてはならないからです。
そうしないと、心を温めてくれただけでなく一時的にでも “不滅性” の要素を吹き込んでくれた “愛” から切り離されて、動物であっても心を取り乱すことがあるのです。
地上で、人間的な愛と理性と判断力と情愛を与えてくれた飼い主より先に他界した場合は、その飼い主が来るまで動物界で面倒を見てもらいます。
それはちょうどあなた方が遠出をする時に、ペットを専門家に預けるのと同じで、霊界の動物の専門家に世話をしてもらうわけです。」
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