それは実在ではないのです。
鏡に映るあなたは、本当のあなたではありません。
真のあなたの外形を見ているに過ぎません。
身体は人間がまとう衣服であり、物質の世界で自分を表現するための道具に過ぎません。
その身体はあなたではありません。
あなたは永遠の霊的存在であり、全大宇宙を支えている生命力、全天体を創造し、潮の干満を支配し、四季の永遠のめぐりを規制し、全生命の成長と進化を統制し、太陽を輝かせ、星をきらめかせている神の一部なのです。
その神と同じ神性をあなたも宿しているという意味で、あなたも神なのです。
本質は同じなのです。
程度が異なるだけで、基本的には同じなのです。
それは、あらゆる物的概念を超越した存在です。
全ての物的限界を超えています。
あなた方人間が想像する、どんなものよりも偉大なる存在です。
あなたはまさに一個の巨大な原子 一 無限の可能性を秘めながらも、今は限りある形態で自分を表現している、原子のような存在です。
身体の内部に、いつの日か全ての束縛を押し破り、真実のあなたに、よりふさわしい身体を通して表現せずにはいられない力を宿しているのです。
そうなることをあなた方は死と呼び、そうなった人のことを悼み悲しんで涙を流されます。
それは相も変わらず、肉体がその人であるという考えが存在し、死が愛する人を奪い去ったと思い込んでいる証拠です。
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