あなた方の懸念は、無意味であり根拠がありません。
しっかりとした手に守られております。
これまでもずっと、それによって支えられてきました。
もしそうでなかったら、とうの昔に地上を去っているでしょう。
霊的なものにとって “恐れる” ということが、何よりも強烈な腐蝕作用を及ぼします。
恐怖心と心配の念は、私たち霊が特に不断の警戒を要する敵です。
なんとなれば、それが霊力の通路をふさいでしまうからです。
光の中ばかりで暮らしていれば、光の有難さは分かりません。
光明が有難く思えるのは、暗闇の中で苦しめばこそです。
霊界で幸せを味わう資格を身につけるためには、地上での苦労を十分に体験しなければなりません。
果たすべき義務を中途で投げ出して霊界へ来た者は、霊界で用意されている喜びを味わうことは出来ません。
少なくとも永続的な幸せは得られません。
人生の目的は至って単純です。
霊界から地上へ来て、再び霊界へ戻った時に、あなたを待ち受けている仕事と楽しみを享受する資格を身につけるために、様々な体験を積むことです。
そのための道具としての身体を、地上で授けてもらうわけです。
地上は、死後の生活に備える、絶好の教訓を与えてくれる場所です。
その教訓を学ばずに終われば、地上生活は無駄になり、次の段階へ進む資格が得られないことになります。
このことは地上だけでなく、私たち霊の世界でも同じことです。