知的地平線の境界がかつてほど狭くなくなり、神の概念もそれにともなって進化しております。
しかし神自体は、少しも変わっておりません。
これから千年後には、地上の人類は今日の人類より遥かに進化した神の概念を持つことになるでしょう。
だからこそ私は、宗教は過去の出来事に依存してはいけないと主張するのです。
過去の出来事を“ただ古い時代のことだから”ということで神聖であると思うのは間違いです。
霊力を過去の一時代だけに限定しようとすることは、霊力が永遠不変の実在であるという崇高な事実を無視することで、所詮は無駄に終わります。
地上のどこであろうと、通路のあるところに霊力は注がれるのです。
過去は記録としての価値はありますが、その過去に啓示の全てが隠されていると思うのは間違いです。
神は人間の受容能力が増すのに応じて、啓示を増しております。
生命は常に成長しております。
決して静止していません。
“自然は真空を嫌う”という言葉もあるではありませんか。
あなた方は人々に、次のように説いてあげないといけません。
どの人間にも神性が潜在し、それを毎日、いえ、時々刻々、より多く発揮するために活用すべき才能が備わっていること、それさえ開発すれば、周囲に存在する莫大な霊的な富が誰にでも自由に利用できること、言語に絶する見事な叡智が無尽蔵に存在し、活用されるのを待っているということです。
人類はまだまだ、その宝庫の奥深くまで踏み込んでいません。
ほんの表面しか知りません。
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