経験から教訓を学ぶことです | シルバーバーチの霊訓より

シルバーバーチの霊訓より

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あなた方のこれからの人生が、日向ばかりだとは申し上げられません。

曇りの日もあるでしょう。

時には雨に打たれることもあるでしょう。

困難なことがあるでしょう。

試練に出会うこともあるでしょう。

人生は一本調子のものではありません。

色彩もあり変化もあります。

障害に出会うでしょう。

何もかもうまく行く楽しい日々もあれば、全てが絶望的に思える暗い日々もあるでしょう。

そうした様々な体験の中でこそ、性格が培(つちか)われるのです。

人生を形作っている、様々な体験の中で培われるのです。

もしも人生が初めから終わりまで楽に行ったら、もしも乗り切るべき困難もなく、耐え忍ぶべき試練もなく、克服すべき障害もないとしたら、何の進歩も得られないことになります。

レースは競い合うからこそ価値があるのです。

賞は楽にはもらえず、一生懸命頑張った後に頂くから価値があるのです。

そういう価値ある人間になるように努力しなさい。

この世に克服できない悩みはありません。

ですから、悩んではいけないのです。

征服できない困難はないのです。

力の及ばないほど大きな出来事は何一つ起きないのです。

一つ一つの経験から教訓を学ぶことです。

難しいと思った時は、ひるまず自分にムチ打つのです。

そうすれば、それだけ前より強い人間となります。

自分が霊魂であること、その霊魂が肉体を通して表現していること、そして自分という永遠の霊魂に傷を負わせたり、害を及ぼしたりするものは決して生じないことを忘れないで下さい。

世間で言う“成功者”になるかならないかは、どうでもよいことです。

この世的な成功によって手に入れたものは、そのうちあっさりと価値を失ってしまいます。

大切なのは、自分の霊性の最高のものに誠実であること、これこそ真実であると信じるものに目をつぶることなく、本当の自分自身に忠実であること、良心の命令に素直に従えることです。

それさえ出来れば世間がどう見ようと、自分は自分としての最善を尽くしたのだという信念が湧いてきます。

そして、いよいよ地上に別れを告げる時が来た時、死後の生活への備えが十分に出来ているという自信をもって、平然と死を迎えることが出来ます。