今日は、朝からにぶいグレーの曇り空だった。
こんな日には、温度が高いアメリカーノが飲みたい。 

その前に、昨日買ってきたサーモン&アボカドサンドで腹ごしらえをしてから、うちを出た。

あれこれと雑用をすませてから、アメリカーノを飲みに向かう。

「今日はどうします?」と聞かれて、そーいえば最近、プアオーバーばかりだなぁと思いながら、「クラシックエスプレッソのアメリカーノ」と注文した。

クレマをくずさないようにそーっとカップを持ちながら、「たまに飲みたくなる、ってやつですね」と言いながらバリスタがサーブしてくださった。
せやねん。一言一句、その通り。ほかにゆうことあらへん。

コーヒーオイルが、きめの細かいパールのようにキラキラ光る。
カップを口元に近づけて、ひと息、香りを吸い込む。今日の抽出は、酸味が少なめかも。 

抽出時間がきもち長めなのかなぁ。と思いながら、ひとくち啜る。
上品なこくのある風味。上を向くと微かにスモーキーな香りが鼻に抜ける。

今日のは酸味が控えめで、こくがよりしっかりと感じられる。かつ、キレがあるのが、素敵。

ブレンドってセンスが問われるんだろうなぁ。なにかが突出するのではなく、バランスをいかにとるか。こちらのバランス感につくづく惚れ込んでいる。

熱いものは熱いうちにいただいて、飲み終えたカップを持って席を立つ。
先日のルワンダをおすすめしてくださったバリスタに、カップを返しながらちょこっとおしゃべり。

「この前おすすめしてくださったルワンダをいただいてみたら、すっきりしていておいしかったです」
「スペシャルなものばかり続くと、あんな感じのシンプルなのを飲むとおいしいんですよね」

 「わかるー。ちょっとお茶っぽい感じだったから、午後に飲むのによかったです」

日本酒に例えたら、純米大吟醸よりも、ただの純米酒が飲みたいときがある。
「ふつーのおいしいやつ、飲ませて」っていう、その感じと一緒かな。

さて、昨日うけとったメッセージ。と言ったら、ちょっとちがうかもしれないけれど。

話したことを全部そのままで覚えていないから、もしかしたら受け取りかたがずれているかなぁ。

「自分の感覚をちょっと低く見積もっている」
「なんとなくとか気のせいかも、ってだいじな感覚」
「すべてを選ぶことはできない」
「原因はひとつだけではないし、追求しても詮ないこと」

順不同で思い返しながら、「うーん」となりまくる。

実はなんとなく感じていたことだけど、こちらからその話をしてはいない。それなのに、いきなりキーワードとして会話に出てくるのでびっくりしたんだっけ。

フィリップ・K・ディック好きの私から見ると、真野さんはテレパスなのか、プレコグなのか、あるいはその両方に見えちゃう。

ペパーミントティーを飲みながら、チャーミングな真野さんとただ楽しくおしゃべりしていた。

その時の会話が、あとから効いてくるのも、セラピーの賜物。