昨日受けたワンダフルコースは、指紋スイッチと腸もみ、そしてリラックス、というセレクトでお願いした。

指紋スイッチ前は、まっすぐ立とうと意識して立ったり、肩甲骨や腕の付け根にぎこちなさがあった。

スイッチが入ると、肩がなめらかに動かせるようになった。腕がより楽に上がる。身体がスムーズで軽やかな動きになった。
関節が増えたみたい、って言ったらへんかなぁ。使っていない関節を使い始めたような、かも。

養腸セラピー中は、半分寝ていたような感じだった。
真野さんのセラピーは、ひたすら優しい。

聞こえてくるのは、BGMと窓の外の音。

サンバ風のイージーリスニングは知らない曲だったから、耳を持っていかれることはない。
ドラムとパーカッションと、高中正義みたいな感じのギター。って言ったら怒られるかなぁ(だれに?) 

プラス、雨の降る音、強い風の音、濡れたアスファルトを走っている車の車輪の音。とろとろとまどろみながら、ノイズを聞いていた。

安心してゆだねる、って素敵な時間だなぁと思いながら。

おなかの後は、首筋やデコルテ。そしておでこと頭。どこも、そんなにこわばっていたとは思わなかった。

背中が動くようになったから、それまで固まっていたことがわかる。おでこの強張りをほぐしてもらったから、目の周りが軽くなった。
頭も首筋も軽い。足がすっと上がる。身体の動きがなめらかになった。 

気がついたら、すーっと息が入るようになっていた。

整っている状態がレギュラー、って良いなぁ。バランスを崩しても整えることができる、ってなお良いな。

私の身体が発するものに対して、「迷惑をかけてもいい」「甘えても良い」と真野さんがおっしゃった。セラピストって、ユタみたい。

「自分の課題だなぁと思っていたんです」とお伝えすると、「課題ではなく、のびしろと言いかえたほうが、軽やか」と続けておっしゃる。

セラピー前後のおしゃべりは楽しいだけでなく、「うーん」と「あー、ほんとに」に満ちている。

課題って言うと山積みになったらいやだけど、のびしろと言い換えたら山積みになっても楽しそう。
それ、実験してみよっと。

オレンジフレーバーのハーブティーをいただきながら、おしゃべりしているその時間自体がセラピーになっている。「ワンダフルコース」って、「wonderがfullなコース」ということなのかも。


きりっとしているのに、ふわっとしてやわらかい雰囲気の真野さん。くるくる変わる表情がヴィヴィッドで素敵。清濁合わせ飲む、って言ったら良いのかなぁ。たくさんの要素を持っていらっしゃる。 

ってことに鑑みて、スペシャルティコーヒーに例えてみると。

透明感があってエレガント、フルーティでジューシー。ルワンダ産のナチュラルかな。

いろいろな要素がバランスよく同席している素敵なルワンダのナチュラルが、真野さんのイメージと重なった。