心地よい・気持ち良い、は正しい。というのが身体の感覚。
養腸セラピーの時にも感じたけれど、とても繊細なタッチでお腹に触れられていると、眠たくなってくる。わたしの状況を、わたしがしゃべることはない。身体をさわったら、すべて分かることなのだろう。
楽しい感覚がだいじ。ねばならないは、なしで。
うかがうお話を、つい、コーヒーのことに引きつけて聞いてしまう。その上、真野さんもコーヒーの話で例えてくださるから、より分かりやすい。
セラピストの方って、手で会話をすることができるんだなぁ。
びっくりのとどめは、セルフ腸もみ講座終了後のお土産だった。
手持ちのパラミロンが、今夜飲んだらもうおしまいになる。次の分が届くまで、3日間空白の時間ができちゃう。どうしようかなぁと思っていたところに、パラミロンとハイゲンキをいただいた。
あまりにもタイムリーでびっくり。意地汚いことに、お礼を言いながら思わず手を出してしまった。
エッジが立っていて、センサーのメモリが桁違いな真野さんとのお時間は、楽しいとびっくりに満ちていた。
さて、帰り道は、気になっていたごはん屋さんへ。質実剛健な定食屋、という雰囲気。
お品書きの、「銀ダラの照り焼き」と「あじの一夜干し焼き」のどちらにするか迷っていた。
わたしよりも後からいらした方が、着席して即、銀ダラをオーダーした。そーだよね、やっぱり銀ダラだよね、と思いながら「銀ダラの照り焼きをお願いします」とオーダーしたら、「今、売り切れました」と店員さんがおっしゃった。
これは、ほしいものは躊躇せず取りに行きなさいという教訓。次点と言いつつ、あじの一夜干しも、お野菜たっぷりのアラのお味噌汁も、めっちゃおいしかった。
わたしの後に「あじの一夜干し焼き定食、お願いします」と注文した女性が、「売り切れです」と言われていたのをそばで聞いていて、にやにやする。
つぎつぎとお客さんが入ってきて、あっという間に満席になる。こちらのお店、人気があるのだろうなぁ。厨房の方と目があったので、ご挨拶をしてから外に出た。
満ち足りた気持ちで数メートルほど歩いたらふいに良い香りがした、ような気がした。
ローズマリーのような、仁丹のような、すっとする香り。そのあたりだけ、気温も湿度も低いような感じ。
あたりを見たら、素敵な雰囲気のお店があった。中をのぞいてみたけれど、薄暗くて何屋さんだか分からない。
なんとなくおいしいコーヒーが飲めそう、と思いドアを押し開けた。
奥から、感性の高そうな面持ちの店主さまが、笑顔でお迎えしてくださった。けれど、こちらのお店はカフェではない。こだわりの食材を扱っているセレクトショップらしい。食器や、トートバッグも置いてある。
ここは、意識の高い方たち御用達のお店だと分かった。ごめんやで、と冷や汗をかきながらセンスよく並べられたワインやチーズをスルーして、焼菓子の前へ。
焼き菓子は、今朝、青森から届いたとのお話。アウェイ感とほくほくした気分のハーフ&ハーフで、アールグレイのクッキーとスパイスの入ったクッキーやサブレたちをレジに持って行った。
あ、そーいえば。
「なんだか紅茶のクッキーの匂いがする」と今朝、寝起きの娘が言ってたっけ。
「そんなの無いよ。わたしがロシアンブレックファースト淹れたからじゃない?」
「そーかなぁ。アールグレイのクッキーのにおいがするんだけど」
「だから、そんなの無いってば。じゃあ、いってきまーす」と、やりとりをしたことを思い出した。
予知臭、なんてあるのかなぁ。