The Flickersと私 | The Flickersのブログ

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初めてフリッカーズのスタジオに入ったのはちょうど一年前。もうあれから5年ほど経ってるんじゃないかってくらい濃密な思い出があふれている。はたまたあのスタジオがつい2.3ヶ月前だったかのように駆け抜けた一年だった。

不安はなかった。自信と誇りを持ってフリッカーズのステージ、レコーディングに参加した。
鍵盤の音、弾き方、可能性をあんなに考えて練習したのは初めてだったかもしれない。
練習し、話合い、悩んで、見つけてみんなで創り出した楽曲、ライブショー、だったから全く不安はなかった。
お客さんにも不安を与える事はしたくなかったならなおさら燃えてステージを迎えた。
喜んでもらえた声を聞いてとてつもなく嬉しかったしほっとした。自信ある中でも少なからずプレッシャーがあったんだなと気づかされた。

メンバーはみんな優しい。とても優しい。
よく荷物を持ってくれた。寒くないか聞いてくれた。
もともと男勝りな性格な私は重い荷物も率先して持ちたいし女子扱いが苦手な方だったけど、フリッカーズの前では甘えさせてもらった。嬉しかった。

あじくんはよく「本当に俺達バカだから。」って言う。
本当にバカだなって思う。三人三様のバカ。
バカだから出来た事の積み重ねで今の最強なフリッカーズがあると思う。
だからこれからもバカでいい。

2/26、フリッカーズ3連続企画最終月で私自信の音楽活動の区切りのステージを迎えた。
家庭を持つという新しい夢を叶える為に、音楽活動をお休みする事を決めた。たくさん悩んだけど後悔はない。
だって小さい頃からの夢、お母さんになるっていいう夢を叶えたいから。
欲張りだけどその夢を叶えた後にまたステージに立てたら嬉しいと思う。
私自身のミュージシャンとしての区切りをきちんとたくさんの人に公表できて把握してもらえる事は感慨深く、本当に嬉しい。
発表の機会を与えてくれたフリッカーズにはとても感謝してる。ありがとう。
私の音楽の場所をたくさん与えてくれてありがとう。
区切りのステージを作ってくれてありがとう。

私の鍵盤プレイのモットー、「清く、際どく、潔く。」
見た目も心も音色も清くありたい。
型にはらまず挑戦したい。
迷いなく自信に溢れた心で弾きたい。
フリッカーズの音楽でもこのモットーを貫き通せた。
求められるものが大きいからこそ燃えたし、圧倒的なプレイを目指した。

フリッカーズの新譜には私の音楽ライフの集大成を盛り込んでいる。
是非聴いてほしいしこれからに期待してほしい。
2/26新宿MARZライブのアンコールは3人での演奏、overdrive in my bloodを聴いて確信した。
フリッカーズの3人がとてつもなく格好いいしやり続けてくれる事を。

てんきゅー!

Kanako