ボルダリングと乳がんと -3ページ目

ボルダリングと乳がんと

乳がんになり左乳房を切除。
同じ境遇の方の一助となったら嬉しいです。

これ絶対映画とかの見過ぎだと思うんだけど、

ガンの告知ってもっと重々しいものだと思っていました。

「ご家族と来てくださいね」とか

「気をしっかり持って」なんて、全く無し。ゼロ。

今は違うのか、私のかかった先生がそうなのかはわからないけど、

とてもあっさりと、

拍子抜けするくらい軽く、

ガン細胞が検出されたことを伝えられた。

 

前の週にマンモグラフィと生体検査をしてもらったので、

この日はその結果発表。

まぁ、先生もお伝えし慣れてるな、って感じで、

椅子に座るなり、風邪ですね~、くらいの軽さで

「出ちゃいましたね」と一言。

この時点で「がん」という単語はまだ一つも出てこない笑

でもそこからはものすごく丁寧に、

マンモ画像を見ながらどこにどのくらいの大きさの腫瘍があり、

検出されたがん細胞について、(ようやくこのあたりで「がん」と口にした笑)

医学書的な本を開いて素人にもわかりやすく説明をしてくれた。

ガンの有無にかかわらず乳房摘出はほぼ決まっていたので

先生は手術の方法から再建手術まで、しっかり説明をしてくれた。

 

だからなのか、ここまでの不安はゼロ。

取り乱すことも一切なし。

先生の話を聞きながら、再建しなくちゃいけないのは面倒だなぁと思ったくらい。

むしろ看護師の皆さんがやたらと気を遣ってくれてる感がありました笑

 

とにかくこうなったら先生を信じ、摘出すると腹をくくり、

そこに向けて進んでいくと決めたのでありました。

 

 

がんを経験した方、皆さん口をそろえて言うのが、

 ・もっと早く病院に行けばよかった

 ・がん検診を受けていればよかった

これ。

私も同じく。

 

がん検診、婦人科検診はALL無視。人間ドックも受けようとも思わない。

胸のしこりも、最初はオリーブの実くらいのものがあるのは気づいていたけど、

仕事が激務過ぎて病院に行けず、約2年放置していた。

 

このオリーブの実大のしこりが、この半年で急激に大きくなり、

痛みも出てきた。

タイミング的に、今まで一人でやっていた仕事が、2人体制でできるようになり、

1月末、ようやく!念願の!今年度初の!有給休暇を取得し、乳腺外来を受診したのである。

 

先生は見た瞬間から

「腫瘍部分だけ取るというのは難しいので、こちら側の乳房は摘出することになりますね」

、、、摘出???取っちゃうの???

そしてとても不謹慎だが、

 ・登るのに身体軽くなるじゃん!(←おい)

 ・女性という役割から半分解放される!(←上手く言えないけど、、、)

ショックよりも、全体的にラッキー!という感覚に近かったと思う。

そう思った。

「もう少し腫瘍が小さければ日帰り入院で済む場合もあるんですよ」

そう、この時点で腫瘍部は約60㎜×20㎜の大きさになっており

がんの有無にかかわらず、乳房摘出しなければならない状態となっていた。

 

で、冒頭の「もっと早く、、、」「がん検診を、、、」というところに、

ようやくたどり着くのである。

というのはやっぱり手術となるとお金も時間もかかるし、

何と言っても壁登りに行けなくなるもの。

 

でもこの時点ではまだガンであるということはわからず、

もっと軽く受け止めていたのでありました。

 

でまぁ激痛のマンモグラフィと

生体検査に出すということで細胞をいくつか採取され、この日は終了。

翌週の結果発表待ちとなったのでありました。

乳がんになりました。

今日から入院。

 

入院したことも手術したこともないので、

緊張感溢れるスタート。

 

乳房摘出とか、手術の事よりも

手術したら1か月くらいボルダリングができないことがショック。。。

 

手術が決まって何か心配なこととかある?という質問に、真っ先に聞いたのは

「いつからボルダリングできますか?」

、、、。

先生も目が点。だよね~。

「え~と、、、いつから開始するつもりだったの?」

「いや、どれくらいでできるようになるかなぁ、と、、、」

「1か月は無理よ?!歩くとかはいいけど、ボルダリングは1か月は無理だよ?!」

「、、、、、はい、、、、、」

 

そうかぁ、、、無理かぁ、、、

 

で、怖いからあまり自分の病気のことは調べずにいたわけですが、

クライミングしてる人で乳房切除して復帰した人の話を聞こうじゃないか、

と思って探したけど、、、見つからなかった。。。

これじゃぁどうしていいか分からないじゃない!

というわけで。

 

復帰までの経過なんかを記していこうと思った次第です。

 

たった一人、この世の中の誰かが「なるほど!」となってくれたら嬉しいです。

というわけで、これからスタートです。