爆食激太りおっかさん | シャネルを着た悪魔の阿修羅道

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フランス語圏内のとある邸宅で働く個人秘書Aが綴る、よもやま話。

 

夏の終わりに家政婦寅さんから妊娠報告があり、

その後におっかさんの爆食が目につくようになりました。

 

特に甘いものをたくさん食べていて

(常にランドリーにクッキーやグミが置いてある)

何だか胸の辺りが以前にも増してグラマラスに。

 

近くに妊娠している人がいる影響で??

 

と一瞬思いましたが、マダムも

 

おっかさんも妊娠していない!?」

 

と気づくほど、ぽっちゃりしてきました。

とは言っても、当時はまだ妊娠2ヶ月になっていないくらい。

 

本人にそれとなく聞いてみると

 

「私も妊娠しているんじゃないかと思うの!」

 

と(あっけらかん)。

その1週間後くらいに産婦人科医のところで検査をし、

無事に(?)妊娠が確認されました。

 

本人は

 

「娘を産んでから3年間避妊もしていなかったのに、

職場を変えてストレスが減ったら妊娠できた!」

 

と大喜び。

 

そう、ムッシュとマダム宅の家政婦3人中2人が妊娠したのです。

めでたいことですが、実際は頭の痛い話

妊娠したからといって辞めさせられるわけではありません。

 

とにもかくにも、おっかさんの妊娠は確定。

そこから彼女の体重は鰻登りとなります。

 

実は、1人目の妊娠の時に激太りした前科者

通常体重が60kg(身長は165cmほど)。

それが暇さえあれば甘いものを食べ続け、

以前の同僚も「妊婦だから」と彼女に食べ物を与え、

おっかさんの体重はあれよあれよという間に増えて、

なんと96キロまでいったのだとか!!

 

妊娠で40キロ近く増量って恐ろしい話です。

私も妊娠をしたことがありますが、

最終的に8キロほどしか増えませんでした。

しかも母乳で育てたためあっという間に元通り。

元通りどころか減ってしまいましたが。。。

 

2度目の妊娠のおっかさんはというと、

妊娠2ヶ月になる前から明らかに3キロは増えていました。

本人は妊娠がわかってから1キロしか増えていない!

と喜んでいましたが、怪しいです。

 

ムッシュとマダムは1ヶ月に1、2度不在にするのですが、

帰ってくるたびにマダムは

 

「おっかさん、また大きくなっている!!

 

と驚くのです。

 

その後ろ姿はまるでバーバパパ

ムッシュが食べなかったバゲット

そそくさとロッカールームに持ち込み、

隠れて食べている姿を目撃してしまいました。。。

 

こんな繰り返しで妊娠5ヶ月には

 

「私の出産直前のお腹よりも大きい!」

 

と思うくらいのお腹の大きさまで成長し、

 

「それでも5キロしか増えていない」

 

(絶対嘘)とドヤっていました。

いや、確実に15キロ以上増えているでしょう!

と冷静に見てもわかる大きさでしたが。。。

 

体重とは別に驚くのがその忘れっぽさ

妊娠前はそんなことがなかったので、

これは妊娠のせいだと本人も言っていました。

 

「これをやっていてね」

 

口頭で頼んだ上にメッセージで伝えていても、

丸々すっかり忘れているということが何度も

妊娠後期に入ると本人も大変なのは経験上わかりますが、

あまりに物忘れが多い上に何でも楽したがる!

最後の方はほぼ使い物になりませんでした。

 

今は産前休暇に入り、マダム宅は2人のパートで回しています。

そのほかにもまた問題が出てきたので、その話はまた次回。