セルチャー採取:ごく少量の脂肪から、治療に必要な脂肪幹細胞を増やす新技術 | 失敗しない脂肪吸引・豊胸手術/大橋昌敬のブログ

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海外での研修や、THE CLINIC での診療内容を踏まえつつ、脂肪吸引や、豊胸手術などのボディデザインの世界をご案内します。
手術に失敗しないための基礎知識等も公開中です。

今日はCRF豊胸、CRFフェイス、そしてセルチャーの脂肪採取手術でした。

 

セルチャーとは少量の脂肪から脂肪幹細胞を培養して増やし、注入する脂肪に添加して豊胸や若返りに使います。

 

培養して増やした脂肪幹細胞を添加することで、

当日に分離した脂肪幹細胞を添加する方法より、多くの脂肪幹細胞が含まれた脂肪を注入できるため、

脂肪の定着が良くなります。

 

脂肪幹細胞は医学界で最近とてもホットな話題で、

形成外科、美容外科だけでなく、整形外科(関節)、心臓外科(心筋)その他、

糖尿病分野の治療を含め内科的治療としても幅広く研究がおこなわれています。

 

脂肪幹細胞は、間葉系(中胚葉)幹細胞で

脂肪や血管内皮細胞、骨、軟骨、心筋等に分化できる多様性のある細胞です。

 

私たちは脂肪幹細胞を少量の脂肪から培養することで、

今まで不可能だった痩せた方に対する脂肪豊胸や若返りを実現しています。

 

もちろん痩せた方でいらっしゃらなくとも、

脂肪の定着が良くなる事は上記の様に医学的に証明されています。

 

今日のセルチャーのための脂肪採取量はたったの40㏄

セルチャー採取

 

下の様に密閉し、冷蔵状態で送ります。

セルチャー採取

セルチャー採取

 

約1か月後には、脂肪幹細胞が500万個をを超えますので、これを脂肪に加え豊胸します。

 

よく聞くセリューション法(当日分離添加)で脂肪200~400㏄位から分離する脂肪幹細胞数よりも多くの脂肪幹細胞を、

より少ない脂肪から作れるのです。

 

ボリューム目的ではなく、

肌質改善や若返り(きめの細かさ、しわ改善等)を目的とした場合は脂肪細胞には加えず、

ただ単なる足場となる(自分の)細胞外マトリックス(ECM)等に添加して注入します。

・・・内容が医学的過ぎてごめんなさい。

 

私たちは脂肪や脂肪幹細胞に関しては専門ですので、詳しく知りたい方は気軽にご来院ください。

 

また、下のURL

https://www.theclinic.jp/contents/cellture-breastaugmentation.php

https://www.theclinic.jp/contents/cellture-skinregeneration.php

でもかなり詳しく説明していますので参考になさって下さい。

 

今日も手術なさって下さった方々、そして手術に関わってくれたスタッフに感謝です。

 

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