セラピスト歴１３年
サポート実績５０００件以上
深層心理に潜むネガティブ感情を
サラッと「魅力・輝き」に変える専門家
花咲♡錬金術セラピスト
あいだ 朋恵です
はじめから読む
▷▷【プロローグ】 見える世界と見えない世界。“私を生きる”戦いが始まる。
前回のお話しはこちら
▷▷【第５話】 父に家を追い出されそうになる。着の身着のまま…／あいだ朋恵の人生ストーリー
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冬になると
社宅の前は
一面の雪景色。
太陽の光に
雪がキラキラと反射すると
まるで幸せな国にいるよう♡
この年は大雪で
社宅の１階部分は埋まっていました。
雪がたくさん降った日曜日は
大人達はみんなで雪かきをして
子ども達は雪遊び
２階の階段の手すりをよじ登り
落ちたって、すぐ下は雪！
へっちゃらどころか
楽しい思い出です
父の逆鱗に触れ
恐怖とパニックで
両親の顔色を伺うようになっても
家以外では
まだのびのび遊んでいました。
でも、雪を踏むと足先が
氷のように冷たくなっていました。
冷え込んだある日の朝
突然、いつもとは違う
「腹痛」に襲われました。
油汗が出てきて
全身から体温が奪われていく。。。
「お母さん、助けて！」
あまりの辛さに
這って母のもとへと向かいました。
両親の部屋をいくら叩いても
鍵がかかっていて
気づいてもらえませんでした。
翌朝も
同じような腹痛がやってきました。
痛くて、たまらないのに
誰も起きてくれない・・・。
布団にくるまって
両親の部屋の前まで這っていっても
また鍵が閉まっている。
「お母さん！お母さん！」
同じ症状が2日も続くなんて
おかしい。痛いの！助けて！！
寒空の中、
なんとか気づいてほしくて
ベランダを通って
両親の寝室の窓を叩きました。
痛みを訴えて
おかしいことを伝えても、
母は
『私の隣で寝ていれば大丈夫よ。
甘えたいだけだから』
と父に伝え、
そのまま寝かされました。
３日目は
両親の部屋の鍵があいていて
すぐに母のもとにたどり着けました。
どれだけ痛みを訴えても、
ただ寝かされるだけでした。
寝て、温められて
痛みのなかで気を失っても
起きたら痛みは
少し治まっていました。
４日目、５日目と
さらに痛みは悪化。
私の顔は
真っ青になっていました。
そうして
ようやく病院に
連れていってもらえたのです。
病院で下された
私の診断は
腸停止。
朝方になると
腸の蠕動運動が止まり
動かなくなっていたのです。
普通の
お腹いたじゃない。
すごく痛いの。
母はこの訴えが
母に甘えたい私の「仮病」だと
思っていたのです。
病院の先生が、
『この子はすごく
痛かったと思いますよ。
大人だって
痛くて我慢できません。
どうしてこうなるまで
ほおっておいたんですか？
症状がでたら
すぐに病院に運んでください』
私が両親に
ずっと思っていたことを言ってくれた
先生の言葉に
涙がこぼれてきました。
先生のあたたかい手に
ようやく心がほっとして、
私は久しぶりに
ゆっくり眠ることができました。
私の声は
他の人には届いても
もう両親の心には届かない。
度重なる恐怖と絶望に
幼心にそう悟り
両親に届くよう、
ニセモノの声をつくりだし
私は生きるようになります。
続きは、また次回♡
第７話はこちら
▷▷【第７話】 家族からの暴言、しつけという名の暴力 ／あいだ朋恵の人生ストーリー
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