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カカ、ケネディ、そして日本代表

その1:カカ

遂にカカのマドリー行きが決定してしまった。
ベルルスコーニはロナウジーニョ中心のチームを希望している。
レオナルドはテレ・サンターナの“フッチボウ・アルチ”(芸術的なサッカー)の復活を夢見ている。
はたしてカルチョの国でフッチボウ・アルチは実践できるのだろうか?。
また、ロナウジーニョは
「ホンベド&マジック・マジャール→亡命→マドリー入団→減量」で復活したプスカシュの様に
“二度生き返る”事はできるのだろうか?。




その2:グランパス

昨日から我がグランパスの飛騨キャンプが開始された。
リハビリ中のマギヌンもブラジルから戻ってきた。
セルビアからはピクシーも再来日した。
しかし、ピクシーはバヤリッツァを連れて帰ってはこなかった。
先日の南アフリカワールドカップ・ヨーロッパ予選では
一時期グランパス入りが噂されていたレッドスターのミリヤシュが得点を決めていた。
昨日の一部の新聞報道では
オーストラリア代表のFWケネディの獲得を狙っているらしい。

http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20090608-504111.html
【名古屋が豪代表FWケネディ獲得へ動く - サッカーニュース nikkansports.com】

http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20090609-504541.html
【名古屋久米GM「ターゲットマン欲しい」 - サッカーニュース nikkansports.com】

http://www.sponichi.co.jp/soccer/flash/KFullFlash20090609017.html
【ケネディ獲りに含み…名古屋「調査はしている」(サッカー) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース】


ケネディと言えば…
2006年ドイツワールドカップの
日本×オーストラリア戦で途中出場していた長身FWだ。

http://www.youtube.com/watch?v=1_MpgbPrVTE&feature=related
【60 SECS Josh Kennedy】動画


ポストプレーがたどたどしいダヴィの突破力を活かすには
パートナーは玉田ではなく巻が今のところ適任かと思っていたが、
如何せん巻にはガッツがあっても決定力がない。
FWの補強は成功の可否が如実に表れやすいポジションだ。ジュビロのイ・グノのように…。
もし、本当に入団が実現するのなら是非成功してほしいものだ。




その3:日本代表

先日、南アフリカワールドカップ出場の切符を手にした日本代表は、
早速9月にオランダ代表との親善試合をすることが決まったらしい。

岡田監督は常々「ベスト4」入りを目標として公言しているが、
はたしてそれは現実的な目標なのか?。それとも絵空事なのか?。

2002日韓ワールドカップではベスト16まで進出した。
ベスト8にもなった事がないのに何故いきなりベスト4なのか?。
あの大会で韓国がベスト4になったから日本もベスト4なのか?。

2002年は開催国のホームアドバンテージがあった。

では、ホームアドバンテージのなかった1998フランスと2006ドイツはどうだったのか?。

1998年→0勝3敗、 得点1、失点4
2006年→0勝1分2敗、 得点2、 失点7

つまり、合計で
0勝1分5敗、得点3、失点13

なのだ。

本当にベスト4に進出するのなら、
グループリーグは例えば2006年のオーストラリアのように1勝1分1敗で突破できるとしても、
そこから先は1回戦と準々決勝を勝たねばならない。
1回戦の時点でベスト16、準々決勝の時点でベスト8と言うことは、
あまり参考にならない今月発表の最新のFIFAランキングを引っ張り出してみると、

1位:スペイン
2位:オランダ
3位:ドイツ
4位:イタリア
5位:ブラジル
6位:イングランド
7位:アルゼンチン
8位:クロアチア
9位:ロシア
10位:フランス
11位:ポルトガル
12位:トルコ
13位:パラグアイ
14位:アメリカ
15位:チェコ
16位:スイス
…29位:オーストラリア
…31位:日本
…46位:韓国


31位の日本が「ベスト4」入りを狙おうとする事を、
世界では「ジャイアント・キリング」と言う。
そんなチームの現在の指揮官が次のワールドカップでは「ベスト4」入りを目標に掲げているのは、
どうひいき目に見ても疑問を感じる。
別に自虐史観で語っている訳ではない。
岡田監督の発想が飛躍過ぎていて、私の思考が付いていけていないだけならばいいのだが…。

「世界を驚かせよう」と言っている岡田監督の発言に
私がまずびっくりしてしまっている。
岡田監督は一種のモチベーターなのだと思う。
選手に「ベスト4になろう」「世界を驚かせよう」と自信を植え付けさせる…。
確かにもっともな事だ。
夢も目標もまず信じる事から始まるのだから。
でも、その自信を裏付けるものとして、
例えばFIFAランキングのベスト16の国々に10回闘って5回以上勝てますよ!!ぐらいの実力が
はたして今の日本代表に備わっているのか?。
例えば、稀代のモチベーターの岡田監督なら、
10回闘って1回勝てるかどうかの相手でも、その1回が今大会での勝利になるかも知れないという
超越的なプラス思考で考えるかもしれないが、
私にはそういう自信が持てない。


フェルナンド・トーレスやメッシのスピード…
カカやジェラードの2列目からの飛び込み…
ダニエウ・アルベスやロッペンのサイド突破…
ルーニーやテヴェスの馬力…

これらを抑え込み、

スペインやロシアのハードワークのプレスをかいくぐり…

マスチェラーノやガットゥーゾのタックルをいなし…

日本の理想(?)とするワンタッチ・ツータッチでのパス交換&3人目の動き&裏への飛び出しで
ペナルティエリアに進入し、

プジョールやテリーがプレッシャーに行けない中…

ブッフォンやカシジャスの飛び込みも臆せず…

岡崎のゴール!!!!!!!。


そんな事がベスト4進出まで続けばいいのだが…。


早野さんのネクタイ

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岡崎の“ゴンゴール”ばりの見事なダイビングヘッドが決勝点となり、
南アフリカワールドカップ本選に出場が決定した日本。
どうやら世界で一番目に出場が決定したらしいが、そんな事はどうだっていいんじゃない?。
前回だって確か世界で最初に予選突破したはずだけれど、
本選では散々だったでしょ。
世界で最初に予選突破することが何かの御利益でもあるならば大騒ぎするけれど。

それにしても、大味な試合だった。
ウズベキスタンはなんで中澤と闘莉王の背後を狙わすに
空中戦に固持したのだろう?。
空中戦だったら、中澤も闘莉王もウズベキスタンに対して完勝状態だっただけに不思議だ。

今日勝って予選突破した事で、
本選までの残りの一年間はみっちりと強化にあてる事ができる。

事実、次の横浜での試合は“強化試合扱い”になった事だし、
また、余程の事がない限り、岡田監督が続投するだろう。
だからこそ、先日のキリンチャレンジだか何だかの“興行”を国内でやるくらいなら、
ブリュッセルで、サンティアゴで強化試合をやって欲しい。


【追記】

試合そのものよりも
“ダジャレ王”早野さんのネクタイが妙に気になってしまって(汗)。

先月のグランパスとヴィッセルとの試合では、早野さん解説で

>「宮本は冷静ですよね。“ツネ”に冷静ですよね」
>「ヴィッセルはここで“コウベ”を垂れたらいけませんよね」
>「(茂木という)名前ですから(得点を)“モギ”取ろうと…」
とダジャレが“舌”好調で…(汗)。

青春の光と影

大久保はヴィッセルに戻るらしく、
FC東京には謎のブラジル人が練習参加し、
イ・グノはマンU時代のラーションの如く、
ほんの短い期間でチームの英雄となり、そのまま去ろうとしている今日この頃。
バヤリッツァは戻っては…それよりも明日へ視線を向けよう。


秋葉原のあの忌まわしい事件からもうすぐ一年が過ぎようとしている。
私も以前はハイエンドオーディオを見に行ったり、
素敵な方々と出会ったり…いい思い出もたくさんあるけれど、
あの事件からアキバは何かが変わってしまったような気がする。
ディアステージにLive Parkとまた新たなスポットが誕生して、
そこにまた新たな夢が生まれ、情熱が発散されているのかもしれないけれど、
街の空気が変わってしまったのか、ただなんとなく私が思っているだけなのか。




今夜の一曲

ジョニ・ミッチェル「青春の光と影」

http://www.youtube.com/watch?v=tKQSlH-LLTQ&fmt=18
【Joni Mitchell - Both Sides Now】動画



もうすぐウズベキスタン戦のキックオフだ。