今年もMy Bestをジャンル別に5作品ずつ選んでみました。記載は観た順です。
【演劇】
●SPAC「リチャード二世」静岡市へ遠征して観ました。現代性ある新鮮な演出、確かな演技、すごく良かった。
●「新ハムレット」太宰治の戯曲の舞台化。戯曲、演出、演技、どれも興味深かったです。皮肉を込めた反戦メッセージもちゃんと。実は「ミナト町純情オセロ〜月がとっても慕情篇〜」と迷ったけどね(と、何気にこちらも出しておく😅)
●「ブレイキング・ザ・コード」これも戯曲、演出、演技のコラボが素晴らしかった。
●G.Garage(ジーガレージ)///シェイクスピア道「ヘンリー四世」河内大和さんの解釈・演出が今回も冴え渡る。
●「海をゆく者」待ち望んでいた再再演。アイルランド色の濃い、乾いた可笑し味と幻想性。演劇のBest1はコレ!
(番外)ナショナルシアターライブ「善き人」映画館上映なので番外にしましたが、毎度ながらイギリスの演劇には刺激されっぱなし。
【歌舞伎】
●「与話情浮名横櫛」仁左さまの与三郎と玉さまのお富による、見染から逢瀬そして再会ハッピーエンドまで。円熟の極みに到達した御両人の芸を堪能いたしました。
●妹背山婦女庭訓 第一・二部@もう当分観られないかもしれない、すごくすご〜く貴重な通し狂言、感謝です🙏
●鷹之資勉強会「翔之會」「矢の根」「二人椀久」など。今年は橋之助、福之助、歌之助3兄弟による自主公演「神谷町小歌舞伎」、尾上右近「研の會」、稚魚の会と歌舞伎会の合同公演など、若手が古典に挑戦する公演をいくつか観まして、どれもとても良かったけど、敢えて鷹之資のを選びました。歌舞伎座での「船弁慶」も絶品だったし。
●玉三郎&仁左衛門「錦秋特別公演」御園座での夢の時間、演目は「東海道四谷怪談」「神田祭」。こういう、仁左玉メインの特別公演は毎年どこかでやってほしい、全国どこへでも飛んでいきます👍 というわけで、歌舞伎のBest1はコレ!
●南座「助六」團十郎の助六は鉄壁、児太郎の揚巻、男女蔵の意休、隼人の福山かつぎ3人の初役も観られた、本当に良い舞台でした。
(番外)「俳優祭」やっぱ外せないよねー。今年は昼・夜とも行けてラッキー👍
【バレエ】
●BBLトリプルビル@ミラノで観た公演です。オスカー・シャコンの「ギリシャの踊り」、ボッレさまの「ボレロ」はぁぁ……😍至福なりぃ〜。
●新国立劇場バレエ「白鳥の湖」小野さん&奥村くんペア。奥村くんがバジルと来年のソロルを外されたショックの反動で選んだよ😤
●英国ロイヤル・バレエ「ロミオとジュリエット」、全8ペアほぼ完売という驚きの公演。ヤスミン&マシュー、ネラさま&ウィリアム、どちらも堪能しました。
●「ル・グラン・ガラ」フォーゲルくんとユーゴご出演というだけでランク入り〜。ドロテとユーゴの「ル・パルク」、リュドミラとマチューの「ダイヤモンド」、レオノールとフォーゲルくんの「3つのグノシエンヌ」など。夏は「オペラ座ガラ ヌレエフにささぐ」「The Artists」などガラ公演が続いたけど1つ選ぶならこれかなと。
●東京バレエ団「かぐや姫」和テイストに加味された現代性が新鮮で凄くよくできた新作でした(←偉そうで済みません🙇♀️)
(番外)パリオペラ座バレエ「パトリック・デュポンへのオマージュ」パトリックを追悼するためパリ遠征しました。「ヴァスラフ」「さすらう若者の歌」「エチュード」を観ながらありし日のパトリックに思いを馳せた😢 あまりに特別なので番外にしたうえで、バレエのBest1はコレ!
【その他のジャンル】
●映画「ムーンエイジ・デイドリーム」私が宇宙一(いち)好きなアーティスト、デイヴィッド・ボウイのドキュメンタリーなもんで😊
●ミュージカル「バンズ・ヴィジット」派手な作品ではないけど心地よい余韻が今も残る。
●アイルランド映画祭「ザ・コミットメンツ」貴重な企画でした。「ステップ・オブ・フリーダム」「シング・ストリート」も良かったな。
●「ムーランルージュ!ザ・ミュージカル」ミュージカルを観ること自体が少なくなったけど、これは純粋に楽しかった。
●映画「ロスト・キング〜500年越しの運命」リチャード3世贔屓なもんで😊 遺骨発掘の実話映画に終わらず社会批評もチクリチクリと。
(番外)テイト・ブリテン「ロセッティ展」ロンドン遠征した時に見ました。大好きな画家なもんで😊
【😑💦😩だったもの】
●木下歌舞伎「桜姫東文章」演出・演技スタイルが生理的に受け付けなかった。
●NODA・MAP「兎、波を走る」高橋一生くん目当てだったので観るしかなかったんだけど、やっぱり野田秀樹の戯曲はダメだ〜。頭も心もついていけない。
今年も拙ブログをお読みくださり、ありがとうございました。来年もどうぞよろしく。