2023年も今日が大晦日です。
今年は、どういうわけかいつも感じる時の早さを余り感じることはありませんでしたが、こうして振り返ってみると、やっぱり一年は早いですね…
少し先が見えながらも続いているコロナ禍の中に、生活環境の激変を引きずったまま始まった2023年、春になってそのコロナ騒動も落ち着き、今度こそ本当の"海明け"と共に、小生の動きもアクティヴになり、「フィガロの結婚」「アイーダ」「ファルスタッフ」「蝶々夫人」などのオペラを歌うことが出来ました。
一方で、コロナ禍による翻弄や生活環境の激変がストレスを呼び、それは複数回の風邪と
耳の違和感→投薬治療(緩和はするものの続行中)として現れました。
そうした中にも、今年は嬉しかったことが3つありました。
一つ目…
4年ぶりに日本を脱出し、小生がヨーロッパで最も愛する街・プラハで歌うことが出来ました。
オファー僅か2日後に、日本でのオペラのオファーが届くも、時間的に両立可能なことから(双方のトップより、多少の協力はしていただきました)、オペラの舞台を終え、その足で羽田から深夜便に乗り、開演僅か4時間前にプラハ着、そして現地のお客様に「カタログの歌」(ドン・ジョヴァンニ)と「テ・デウム」(トスカ)を喜んでいただいたという…
惜しむらくは、翌朝にはもうそのプラハ離れなければならなかった…今回も残念ながら敬愛するドヴォルザーク先生に御挨拶出来ませんでした。
二つ目…
我々にとって最高のレジェンド・300勝投手の鈴木啓示氏に直に会いました。
近鉄沿線で育ち、元々近鉄ファンだった小生、スナック菓子のおまけの野球カードが鈴木投手だったことから大ファンに…
鈴木さん、現役時代の話を一生懸命してくれ、ファンの話もしっかり聞いてくれます。帰り際に、その日初めて会った小生にも「お元気で!!」と声を。とてもいい方でした。
三つ目…
二日間で三度もHappy Birthday!!を歌っていただいたこと…
ハピバを人に歌うことは何度もありますが、歌ってもらったことは殆どありません。でも、今年は当日に若い歌手仲間が呑み会の席からLINEで、翌日の本番の最後にやはり8月生まれの人生の先輩と一緒に、更にその後の打ち上げでもう一度…
「そのくらいで大騒ぎすんな」と思われるかもしれませんが、三度もハピバを歌われるのは小生にとっては凄いことなんです。
そんな2023年、あと数時間で終わろうとしています。
今年一年もお世話になりました。
三年ぶりに、定位置・保田の海岸から終日の入(ついびのいり)を…
快晴であれば水平線に沈みますが(この時期限定)、雲に隠れてしまいましたね。
来る2024年に於かれます皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。
明年も宜しくお願い申し上げます!!