死にゆく人の食事の変化 | 看取り看護師めぐ〜死ぬとは最期まで生きること

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食べる量がだんだん減ってきます。

点滴をすると少し元気になって、食欲がでてくるときもあります。

しかし、たくさん食べるのは難しいため、量よりも味を楽しんでみる方がよいと思います。

食べる喜びは生きる幸せ、心の支えにもなります。

無理に食事をすすめることは、本人へのストレスにもなります。

ご本人が食べたいと思うもの、好きだったものなどを、ご本人が食べたいというときにすすめてみるのがよいと思います。

しかし、身体は省エネモードになっていき、栄養を必要としなくなります。

身体が必要としなくなるから、だんだん食べられなくなっていくのです。

食べないと死ぬのではありません。

死ぬから食べられなくなるのです。

すると点滴の効果もなくなり、むくみや胸水・腹水などの増加につながり、本人の苦痛を増すことにもなります。


身体の声を聞きましょう。

できるだけ自然に、自然に・・・・・