食べる量がだんだん減ってきます。
点滴をすると少し元気になって、食欲がでてくるときもあります。
しかし、たくさん食べるのは難しいため、量よりも味を楽しんでみる方がよいと思います。
食べる喜びは生きる幸せ、心の支えにもなります。
無理に食事をすすめることは、本人へのストレスにもなります。
ご本人が食べたいと思うもの、好きだったものなどを、ご本人が食べたいというときにすすめてみるのがよいと思います。
しかし、身体は省エネモードになっていき、栄養を必要としなくなります。
身体が必要としなくなるから、だんだん食べられなくなっていくのです。
食べないと死ぬのではありません。
死ぬから食べられなくなるのです。
すると点滴の効果もなくなり、むくみや胸水・腹水などの増加につながり、本人の苦痛を増すことにもなります。
身体の声を聞きましょう。
できるだけ自然に、自然に・・・・・