死の受容のプロセス | 看取り看護師めぐ〜死ぬとは最期まで生きること

看取り看護師めぐ〜死ぬとは最期まで生きること

どうか大切な人の最期を穏やかに看取れますように
どうかあなたが最期まで、笑って楽しく生きられますように
最期まで笑って楽しく過ごせる生き方をサポートしたいと奮闘中。


エリザベス・キューブラー=ロスが『死ぬ瞬間』の中で発表したものです。
すべての患者がこのような経過をたどるわけではないとも書いています。


①否認
自分が死ぬということは嘘ではないのかと疑う段階です。

②怒り
なぜ自分が死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階です。

③取引
なんとか死なずにすむように取引をしようと試みる段階です。
何かにすがろうという心理状態にあります。

③抑うつ
なにもできなくなる段階です。

④受容
最終的に自分が死に行くことを受け入れる段階です。



初めて聞いた人は、へぇ~そんなかんじなんだ~って思ったかもしれません。
だけど、似たような体験を私たちはすでにしているのです。


①否認―「うそでしょ!どうして私たち別れなきゃいけないの!」

②怒り―「絶対許せない!あの女が誘惑してきたんでしょ!」

③取引―「もう人前でいちゃいちゃしたいなんて言わないから、考え直して!」

④抑うつ―「あなたにふられるなんて、もう何も考えられない・・・」

⑤受容―「わかったわ。私たちもう元には戻れないのね」


彼氏にふられた彼女の心理状態に当てはめてみました。

なんとなく、ああこの感情知ってるって思いませんか?

このあとでやっと次の彼氏を探そうとするのです。




最後まで生きるということを一所懸命やろうとするようになるのも、このあとなのです。