かつて俺は、浦沢直樹先生の漫画を友だちに勧められ、非常に感銘を受けた。

その漫画とは、マスターキートン。

 日本の大学教授がその知恵と行動力で世界各地の紛争地域に呼ばれ活躍する和製インディアナ.ジョーンズとも言うべき作品だ。

当時の俺には難しかったが、素直に格好いいと思えた。


これに影響され、ネットで創作するようになってまもなくマスターキートンのパロディを書いた。

オリジナル要素を持たせる為に主人公にはオリハルコンの防具を着ける事にした。

それが『スプリガン』だ。

ご存知の方はご存知の通り、これと同じ題名の漫画を描いた漫画家さんがいた。

出来が良かったから許していた。


あと同剽窃家の『ARMS』と『D-RIVE』は、俺が書いたネット小説そのものだ。

漫画&アニメ化までされてる。


あまり現役の作家さんの事は言いたくないが、今後他の作家さんの事も言わなければならない事は済まないと思ってる。


昔、『ロミオ×ジュリエット』というアニメがあったのはご存知だろうか?

かの有名なシェークスピアの作品『ハムレット』をSFとして改定したものだ。

アニメ化の前は月刊誌に連載されていた漫画なのだが。

実はあれは俺の書いたSF名作劇場の1つだ。


話は大体、大元の『ハムレット』寄りなのだが。

ハムレットの二次創作はその後も手を変え品を変え、名義すら変えて書いてった。

まずは、『神撃のバハムート』ロミオとジュリエットシナリオ。

そして、『グランブルーファンタジー』ロミオとジュリエットシナリオ。

そして、『寄宿舎のジュリエット』。

ある意味、『終わりのセラフ』もロミオとジュリエットみたいなものだ。


その全ての元ネタなのが『ロミオ×ジュリエット』なのだ。

空を飛ぶ機械などかなりジブリ作品を参考にさせて貰った。

かつて、俺はありとあらゆる作品を参考にパロってやろうとしていた。


そんな俺が誰もが知るサザエさんを見逃すはずがない。

最近のサザエさんは知らんが昔のサザエさんと言えば国民的アニメ。

ホームドラマアニメの最高潮だった。

提供も高津クリニックではなく、ナショナル電機。今で言うところのPanasonicだ。


さて、このサザエさんを題材にネット小説を書くに至ってまず考えたのが、そのまんまじゃあ面白くないって事だ。


ならどうすべきか。当時流行っていたギャルゲの要素を入れてみた。

で、適当にキャラを作ってみたわけだが……コレが動く動く。勝手に動き出した。


物語は、異世界に飛ばされた主人公と妹と幼なじみと生徒会長と先生達がファンタジー世界で成り行きに流されていくというものだ。

中でも生徒会長のキャラはアクが強く、悪役として物凄く活躍してくれた。


1日でそれらを書き上げた俺は、非常に満足し、物足りなくなった。

特に生徒会長はお気に入りキャラで、活躍はもっと描きたかった。

そこで続編とパターン違いを書いた。



これがちょっと後に勝手に漫画化されアニメ化されOVA化された。


それが、

OVA化した『神秘の世界エルハザード』シリーズ『神秘のエルハザード2』シリーズ。

と、

TVアニメ化した『異次元の世界エルハザード』だ。



 ……え?サザエさん要素はどこかって?……あるよ。


『カツオ』『ワカメ『タラちゃん』『イクラちゃん』


悪の生徒会長の部下として動くレギュラーのありんこモンスター達にサザエさんファミリーの名前を付けたのが1つ。後はTVドラマ水戸黄門と共通する永遠のマンネリ感。

……まぁ、最近のサザエさんは昔のとは別物だけどね。