借りた本 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

借りた本というより、彼女が俺の家に置いて行った本のことである。この前、彼女が俺の家に来た時に、認知症に関する本を持って来た。彼女は介護施設で働いていて、そのような入所者専用のフロアを担当しているのだ。

 

先日も彼女の職場のことを少し書いたが、認知症の症状も10人いたら10人それぞれ症状が異なり、話を聞くと想像していた以上の過酷さを感じる。肉体的、精神的にもである。そのため、彼女も少し心が落ち込む時があり、俺の家に持ってきた本を読み直すことで、心を保つようにしているとのことだった。

 

その本はマンガになっているので読みやすかったが、内容は彼女が言っていた通りのこと、それ以外の症例も書いてあり、さらに介護現場の大変さを知った。その本には書いていなかったが、介護施設は病院ではないので、入所者を拘束することはできない。そのため職員がケガをすることもあるが、警察に通報することはないので、職員が泣き寝入りするしかないとのことだ。。

 

彼女の職場は働き手として外国人(アジア系)もいるが、彼・彼女らが貴重な戦力となっていて、もし、いなくなったら介護業務が成り立たないとのことだ。低賃金の日本で働くより他の国で働いたほうが十分稼げるので、外国人労働者が日本を離れていったら、介護現場だけでなく深刻な人手不足に陥る恐れがある。