第二十六話

第25話の続きになるため、そちらを見ないと流れが掴めないと思います。。。

つづき

俺は外から第25話のメールを送ったのだが、それからダメ妻からメールが届いた。

時間は夜の9時55分である。

↓↓↓

正直、もう何年もこの生活は続いているのに、何を今さら言っているのだろうという気持ちもある。
私はこのままで平気だし、このままの生活を続けていきたい。
必要なことを話していないのは、いけないと思ってる。けど、私は元から自分から話す方ではないし

無言でも全然平気。そもそも家族と友達とかと話す内容も違うし…何を話していいのか…

コミュニケーションを拒んでる、と言うけど、コミュニケーションとは具体的にどんな事を指しているの？

夜でないといけないのかな？

私のメールは何時間も考えた文章ではないので、思いつきだし今は整理がつかないので…
今日は本当は起きていた方がいいのだろうけど、朝早かったし疲れたので寝ます。
帰り気をつけて。

↑↑↑

これがダメ妻からのメールである。ダメ妻は土曜日だがパートの仕事があった。それでも

普段通りの5時半過ぎに起きた。しかも普段より1時間短い8時から12時までの勤務だ。

このメールを見て、俺はまたメールを送った。

↓↓↓

価値観の違いは埋められないな。コミュニケーションって基本は会話だろう。
それさえも理解できないことに驚いたし、呆れ返った。

今のこの生活に何も思わないことにも俺は驚いた。正直、さっきのメールで響いてくれると

思っていたが、予想外の開き直りで体中が冷めきった。

お前はこのままの生活を続けて将来何が得られると思っているのか？お前はこの関係に

満足しているのか？絶対にイエスとは言えないはずだ。

少なくても世間一般ではこんな夫婦関係は正常とは言わないだろう。お前はこのまま続けたいと

言っても俺は御免だ。このままでお前との将来に希望は全く持てない。

本当にこんな内容のメールが返ってくるとは思ってもいなかったが、かえって決心は固まった。
明日以降、後ろ向きな今後について決めよう。

↑↑↑

ということで俺は離婚届をテーブルの上に置いておいた。もちろん、俺が11時ぐらいに帰宅

した時にダメ妻は起きていなかった。まあ、何年もダメ妻について書き続けてきたが、

こういう事態になっても、ダメ人間はやっぱりダメ人間なのである。