第百九十話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

昨日は俺の実家に行った。彼岸に近いということで墓参りを兼ねて妹も来た。
妹の旦那は海外出張で今回は来なかった。ただ、彼は元から昨日の墓参りは
行けないとわかっていたので、先月妹夫婦は墓参りに来たのだ。

妹夫婦は外車を買ったが、新車ではなくて新古車だったみたいだ。とは言っても
外車なのでけこう高いが、さすが現金で払ったみたいだ。夫婦それぞれ大手
企業に勤めているので、金銭面では全く困らないだろう。しかし、車はわざわざ
関西まで行って買ったと言うのだ。

理由は、一番安かったからとのことだ。確かに都内から関西に買い行く交通費を
考慮しても、車の価格が安ければトータルコストでも安くなるとのことだった。
金銭的に余裕があるのに、そういう買い物の仕方をすることを聞いて、少し安心した。

今日はダメ妻がひとりで買い物に行った。俺と子供たちは家にいたが、雨が降って
いたので、特に俺もすることがなかった。なので、朝食後に掃除機は掛けたが、
再度掃除をやることにした。床拭き、窓掃除をやった。もちろん、ダメ妻が絶対に
やらないことだが、俺は子供部屋を掃除している時、「こんなにお父さんが掃除する
家はあまりないからな。これは普通じゃないからな。」と言っておいた。

更に子供たちにダメ妻が雑巾を使って掃除をしているのを見たことがあるか?などを
聞いて、俺の掃除を少しアピールしておいた。ダメ妻が帰宅した時、ダメ妻に聞こえる
ように俺は子供に向かって、「窓きれいになっただろ、外がはっきり見えるだろ?」と
イヤミったらしく言った。もちろん、バカなダメ妻は例のバカっぽいため息をついた。

俺としては、自分でやらないくせに、ため息をつく理由がわからない。自分のだらしなさに
ため息をつくなら、まだいいが、決してそんなことはない。台所の床も物をどかして
掃除機をかけることをしないので、台所の床も少しごちゃごちゃしている。だから俺が
掃除機をかける時は、本当にやりづらく頭にくるのだ。まあ、ダメ妻なので当然、掃除機を
かけるのも思い切り手抜きをするのである。