第百二話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今夜俺が帰宅して夕飯を食べようとしている時、上の子供が運動会で使った旗を
バサバサと振っていた。もちろん、運動会後に旗は洗っていない。ということは、
ホコリ等もついていると思う。そんなものを食卓の近くで振ってもダメ妻は絶対に
注意しないのである。

俺はそんなもの家の中、しかも食卓の近くで振るなと注意した。ダメ妻は衛生感覚が
全くないので、俺が嫌がる理由も理解できないのだろう。そういう汚いという感覚が
ないのは逆にうらやましいかもしれない。余計なところに神経を使わないので
ストレスも感じることはないだろう。ストレスない豚はよく肥えるのである。

俺が帰宅した頃にはダメ妻や子供たちは夕飯が終わっていたが、毎度の如くダメ妻は
片付けをせず、ダラダラとスマホをいじっていた。しかも外は暗くなっているのに
シャッター(雨戸)を閉めなかった。結局、俺が夕飯後に閉めたのである。

俺が食べ終わった皿を台所に持っていってもダメ妻はまだ座っていた。なので俺は
台所の電気を消した。そこでようやく無気力人間のダメ妻は、例のバカっぽいため息を
つきながら皿洗いを始めたのである。もちろん、いつもの如く凄まじい早さで皿洗いを
終えた。どこまで適当で雑なのだろうか?

それにしても、ダメ妻の衛生感覚ゼロには本当に俺的にはあり得ない。