第九十八話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

昨夜子供たちが風呂から上がってから鉛筆を使って落書きみたいなことをしていた。
鉛筆を使えば手の平の側面は汚れるので、俺は子どもたちに寝る前に手を洗うように
言った。子どもたちは面倒臭がったが、俺は汚い手で寝るのはおかしいことだと
言うと、ダメ妻は例のバカっぽいため息をついていた。

ダメ妻みたいに汚いことを汚いと感じない衛生感覚欠如人間からすれば、俺の言って
いることは超細かいと感じるのだろうが、世間一般では当然のことである。
そういうことで俺は子供に「我が家は普通ではない」と最近しつこく言うようにして
いるのだ。ダメ妻から子どもたちが常識を学ぶことはできないからである。

今朝はトイレで5時20分ぐらいに目が覚めてしまった。それからダメ妻の目覚ましが
鳴った。ダメ妻は何回もスヌーズをかけ、最初の目覚ましが鳴ってから起きるまで、
かなり時間がかかる。今朝は最初の目覚ましが鳴ってから、ダメ妻はいつものように
また寝たが、すぐにいびきが聞こえた。こんな起きる間際で二度寝して、すぐに
いびきをかいて寝られるのである。

ダメ妻は寝ることだけは本当に優れている。前にも書いたが、ドラえもんののび太と
同じぐらいのレベルだと思う。もちろん、こんなのは人間として自慢にはならないし、
むしろ軽蔑される内容である。普段、21時に就寝しても朝起きる時は、まだ寝ることに
執着するのである。その神経は到底理解できない。さすがダメ人間である。