第八十七話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今日はいろいろあって書き切れないため、あらかじめ明日に分けて書くようにする。
今日はこのGWで初めて出かけた。茨城県に軽い山登りに行った。勾配がきつい
ところはあったが、小さな子供や年配の人も来るぐらいなので、初心者でも十分
登れる山だった。

まず家を出る時から始まった。経緯は省略するが、ダメ妻の余りに気の利かない
行動に上の子供は激怒し、ダメ妻に「気が利かねぇな」と言った。俺もダメ妻の行動に
呆れて、思わず下の子供に「本当にあいつは気が利かないな」とこぼした程だった。

普段の無気力なダメ妻の生活ぶりからすると、今日程度の山登りでも難関だったと
思う。見るからに激疲れしているような表情だったが、他の登山者でダメ妻ほど
疲れている人間は誰1人いなかった。というより、この程度でこんな様子になるのが
おかしいし、普段の生活ぶりがもろに出たと言える。

確かに少しペースは速かった。登りも下りも平均時間よりは、かなり速く、特に登りは
軽い休憩も2回もしたが、平均1時間45分のところ、1時間10分で登り切ったぐらいだ。
でも、ダメ妻は帰宅後、腰が痛いなど言っていたので、ペース以前の問題だと思う。

下山したのは11時過ぎだった。帰りの車は昼食もとっていないのに、ダメ妻を筆頭に
爆睡状態だった。子供はまだしも、大人のダメ妻が昨日もたっぷり寝ているのに、
さらに車で爆睡状態になると、俺も頭にくる。出かければ、いつもこんな感じだが、
今日は俺も「こんな真昼間にこんなに寝るのは普通じゃねぇよな」とイヤミを言ってやった。

帰宅後に近所の森に散策に行った。目的はタケノコ採集である。2年ぶりに見事GETした。
とりあえず台所にタケノコを置いて、ダメ妻が下処理をすると思ったが、山登りで
激疲れたダメ妻はそんな気力は全くなかったようで、そのまま放置されていた。

下処理と言っても、米の研ぎ汁で茹でるだけである。そこまで面倒臭くはない。
仕方がないので夕飯後に俺がやって、茹で上がったタケノコを一晩放置して明日調理
しようと思う。お年寄りでも登れるような山で、ここまで疲れ切る情けないダメ妻は
本当にダメ人間である。普段の生活ぶりがそのまま表れた1日だった。