第四十一話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

明日で3.11の震災から6年になる。震災当日は都内の電車はストップしたが、
一人妊婦がいたので、その人優先、さらにその人と同じ家の方向ということで、
会社の車で5人で俺は夜の8時ごろに帰宅できた。

うちの会社も帰宅できない人はいた。俺は震災後、また同じことが起こることを
考えて、会社のロッカーに運動靴、着替え(Tシャツ・パンツ・靴下)、歯ブラシを
置いている。靴は未使用だが、経年劣化はすると思うので、今朝確認してみた。
普段持ち歩いている会社のカバンには、マスク、メガネ、コンタクトのケース、
歯磨きセット、髭剃り、絆創膏、電池不要のミニライトなどが常に入っている。
まあ、これだけあれば急な泊りにも対応できる。

今夜の夕飯後、またもダメ妻は家族共用のコップを洗おうとしなかった。
俺は一人の夕飯だったが、ダメ妻はいつもの如く食器はまだ洗っていなかった。
だから俺は夕飯を終え食器を流しに持っていくついでにコップも流しに置いた。

バカでだらしないダメ妻は食器を洗う時、コップに気づき、例のバカっぽいため息を
ついていた。コップ1つ洗うのがそんなに面倒臭いのだろうか?今日はカレーだった
ので、油物の食器はいつもの如く超々適当に洗ったのだろう。一応ダメ妻が洗った
コップに再度麦茶が入っていたが、麦茶の水面には油が浮いていた。

コップを洗ってから別に子供は口をつけていない。ということは、いかにダメ妻の
食器洗いがめちゃくちゃ適当なのかということが、このコップでわかる。