第十四話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今日はダメ妻がパートで俺は朝食後に当然掃除を始めた。最近、リビングと台所の
壁に綿埃が付着しているのを見かけたので、ずっと前に100円ショップで買った、
ホコリを付着させるモップのようなもので、壁のホコリを取った。

ず~っと前にも書いたが、我が家のリビングや台所の壁に綿埃が付着するのは
ダメ妻が普段からあまり掃除機をかけないからである。我が家のリビングと台所は、
冬は石油ファンヒーターを使う。リビングと和室は繋がっているが、夏と冬は扉を
閉めて空調器具の効率を上がている。

石油ファンヒーターだと温風の流れがホコリを巻き上げて、リビングや台所の壁の
割と高い方へ付着させてしまうのだ。普通の家で屋内の壁にグレーの綿埃が付着
しているのが、はっきりわかるなんて珍しいと思う。いかにダメ妻がちゃんと掃除を
しないということがわかる。

他にもダメ妻のだらしなさに腹が立っていた俺はかなりイライラしていた。子供には
散らかったコタツ周りを片付けるように、やや怒鳴ったが、俺は「こんなにお父さんが
掃除している家も珍しいぞ、友達に聞いてみろ、うちはかなり特殊なんだぞ。」
みたいなことを言った。

さらに俺は「お前たち、(ダメ妻に)片付けろと言われたことあるか?」と聞いた。
すると下の子供は「ない、全くない」と言った。前にもこのようなことは書いたことは
あるが、普通の家ではあり得ない。子供に片づけろと一度も言わない母親など
かなりレア過ぎる。

ダメ妻の感覚で子供が大きくなってしまったら、明らかに超だらしない人間になって
しまうのは明らかなので、俺が口うるさく言うしかないのである。でも、俺の言っている
ことは、ごくごく普通のことで、神経質的に言っているものでもない。

もちろん、それと同時にダメ妻が超変わっている人間だということも子供には言っている。
子供にとっては親の影響を受けるので、ダメ妻の生活ぶりが当然と思われたら、
大人になった時に恥をかくだけである。俺はダメ妻みたいに徹底的に子供を甘やかす
だけの人間ではなく、子供のことを考えているのでいろいろ注意したり教えたりするのだ。