第四百六十一話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今日はダメ妻の家族が来るのだが、例によってダメ妻は休日だというのに
一番早く起きた。普段の土日は一番遅くまでダラダラ寝ているくせに、
ダメ妻の家族が来る時は別人みたいになる。

さらに今日驚いたのは、ダメ妻が土日だというのに掃除機をかけたのである。
別にダメ妻の家族が来る時も掃除機をかけることはしないが、土日にダメ妻が
掃除機をかけるのは、いつ以来か全く覚えていない。

下の子供がダメ妻に対して面白いことを言った。「お母さんって落としても
気にしないよね。」、「お母さんってホントひとり言が多いよね。」といずれも
強い口調で言ったのである。

落ちたのに気にしないというのは、テーブルの上にたまたまちょっとこぼした
のだが、それを拭かないのである。テーブル拭き自体いつも適当で雑だが、
それ以前に拭かないこともあるのだ。ひとり言については、小声でブツブツ言う
ので何を言っているのかわからない時もあり、子供がイラつくのだ。俺も確かに
そう思うので、本当にバカっぽく見えるのだ。子供も本当にダメ妻のことをよく
見てるし、そんなことを言われること自体情けないことである。

ダメ妻と子供たちはダメ妻の家族を迎えに行き、そのまま昼は外食して、買い物
して我が家に来る流れだ。俺はこれから出かけて、夕方前から飲み会に参加する。
当然だが、俺が出かける時は具体的にどこに行くか、誰と会うのかなど言うことは
ない。ほとんど会話のないダメ妻に言う必要はないからである。