第四百十八話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今日、歌舞伎役者である市川海老蔵の奥さんが乳がんであることが公表された。
まだ若いのに深刻な状況であると言っていた。抗がん剤投与でガンを小さくして
から手術をするというぐらいなので、確かにそうなのかもしれない。
奥さん本人は前向きに治療に当たっているとのことで、気持ちだけは強く持って
病と闘ってもらい、快方に向かうことを心から祈りたいと思う。

このブログでも何度か書いているが、俺の母親も16年に及ぶガンとの闘病の末、
一昨年亡くなった。初めてのガンで生存確率は50%と言われたが、強い精神力で
何度も手術や抗がん剤治療をしてきた。俺の母親は初めての手術は、8時間に及ぶ
大手術だったのに、翌日には病院を歩き回っていた。看護婦や同部屋の患者も
驚いていたとのことだ。さらに抗がん剤治療はかなり気持ち悪くなり、食欲もなくなる
のだが、俺の母親は体力をつけるため、無理して食事をしていた。

いつもより息苦しいと言って午後に病院に行ったら、医者から余命当日~3日という
あり得ない余命の短さだったのだが、亡くなった日、つまり3日目の午前中も容態は
悪いのに、酸素マスクを外して自分でトイレに行くという、驚異的な精神力に看護婦も
驚いていた。

「病は気から」という言葉があるが、俺の母親の姿を見ると、この言葉もまんざら
ウソではないと思っている。病気にショックを受け、気力もなくなると、抵抗力もどんどん
落ちる気がするからだ。だから、気持ちを強く持つことが大事だと思うのである。

去年、ダメ妻は乳がん検診で再検査になったが、その後の結果は俺も知らない。
初めの健診結果にしこりがあると書いてあったが、特にダメ妻から何も言われていない
ので、良性だったのだろう。もし、悪性だったら、家族で一緒に乗り越えようという気持ち
には全くなれなかっただろう。

逆に離婚のいいタイミングになるかもというのは、俺の頭の中にはあった。
ガン保険に入っているとはいえ、金銭的な負担をダメ妻のために強いられるのは、
無駄な投資と思ったからだ。確か、ダメ妻の母親は乳がんを患ったことがあると聞いて
いるので、今後ダメ妻も患う可能性はある。逆に俺は、父親に体質が似ているので、
多分ガンを患うことはないだろうと思っている。その代わり、尿酸値が高いが。。。(- -;)