第百六十二話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

2泊3日の海水浴が終わった。昨年同様、伊豆に行った。
去年は7時間半もかかったが、今年は5時50分に家を出て、首都高、
東名の渋滞が去年よりはひどくなかったため、西湘バイパス終点、
熱海市内はもちろん混んでいたが、11時過ぎにぐらいには着いた。

海水浴がメインだったが、昨日は釣りも少しした。今年からTシャツを
着て、日焼けの面積を減らすようにした。毎年、日焼け止めは塗っているが、
海に入っている男性もシャツを着ている人が前より増えたと思う。

今年はシュノーケルを買ったが、子どもたちは余り使わなかった。
波打際で遊ぶ方が楽しいようで、昨日は途中から俺は一人でシュノーケルを
して、魚を眺めていた。俺は泳ぎは得意ではないので、足がつく近くまでで
無理なく泳いでいた。それにしても、思っていたより魚がたくさんいて、
けっこう飽きることなく見ていた。

ダメ妻は毎度の如く、行きの車の中では一番寝ていた。一番渋滞がひどい
時が終わった頃に目が覚めたようだった。昨日の夜も旅行というのに、
9時過ぎに布団に入り、一番早く眠りについていた。
本当に寝ることだけは誰よりも優れているが、それしか能がないのである。

今日、帰ってきてからも、もちろんダメ妻は旅行の洗濯をしたが、旅行の
後始末といったら、あとは浮き輪やスーツケースの片付けぐらいで、
マリンシューズ(ビーチサンダルの代わり)を洗ったのは俺である。
ダメ妻には洗う発想などないのである。あとは俺は洗車もしたし、植木の水やり、
ミニテントをゆすいで干したりして、帰宅後も慌ただしかった。

ダメ妻みたいな生活をしていれば「疲れ」とは一切無縁だろう。
無気力で疲れもしないのに毎日よくあれだけ寝られるものだ。