第三十一話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今日は東日本大震災から4年の日だ。俺も去年、初めて仕事で津波の
被災地を見たし、仮設住宅も見た。首都圏である我が家の近くの土手も
地震で一部が崩落した。被災した範囲が余りにも広域なので、復興には
多大な時間を要することは仕方がないことだが、やはり東京五輪によって
復興のスピードが鈍っているのは事実だと思う。

前にも書いたかもしれないが、仕事の客先(宮城県)は、仕事はあるけど、
人手不足で仕事を断っていると言っていた。東京の建設関係の客先でさえ、
人手不足で、個人の仕事量が激増し、辞める人も出て大変のようである。

俺は元から東京五輪開催は反対派だが、五輪は国策に近いものだから、
今後も震災復興より五輪の方を優先にするのは目に見えることだ。
汚染水はアンダーコントロールと堂々とほざいていた首相もいるが、今や
その逆の状況である。

確かに五輪の経済効果は莫大である。しかし、被災した地域を後回しにして
までやる意義などない。復興に絡めて、首都機能や民間の本社機能の移管、
新しいエネルギー政策などで投資をすれば、それなりの経済効果も出る
はずである。所詮、五輪が終われば景気も後退する。瞬間的な経済効果よりも
継続的な経済効果を考えられないだろうか?


今夜、帰宅すると、ヒーターの上に紙が置いてあった。この前は服かなんか
置いてあったことを書いたと思う。しかし、今日はもっと軽い紙だ。何かの表紙で
スルッと吹き出し口に落ちてしまったら、下手したら引火しかねない。
どうせ、バカ極まりないダメ妻だとわかっていたが、とりあえず、イヤミをこめて
子供に注意した。もちろん、子供は否定し、バカなダメ妻は、例のごとく深いため息を
ついていた。こんな危機意識のないバカな行動をするダメ妻に対して、こっちが
深く軽蔑のため息をつきたいぐらいである。

ダメ妻は、まだ喉が痛いようで、今日も普段の無気力さに、さらに拍車がかかっていた。
21時前には、もう早く寝たくて寝たくて仕方がないオーラを出していた。
普段、ダメ妻は子供と同じ時間に寝るので、子供に早く寝る準備をするよう煽っていた。
別に医者にも行かない、食事の量も十分一人前、熱もないので、実際はたいしたことが
ないのだが、バカなダメ妻は重病人オーラも出しまくっている。

まあ、そもそもダメ妻は普段から無気力なので、体調が悪くても、あまりわからない
というのもあるが・・・・。