第四百三十五話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今夜、上の子供が赤ちゃんの頃のアルバムを一緒に見ようと言ってきた。
アルバムには亡くなった俺の母の写真もあるが、葬式の写真以外で
普通の写真を見たのは亡くなってから初めてだった。
明日で亡くなってから5ヶ月になるが、今日写真を見ても妙に切なくなることは
なかった。
 
アルバムにはもちろんダメ妻も写っているが、見栄えは今とだいぶ違っている。
前にも書いているが、かなり肥えた。女性なら多少なれど、太ってくれば
少し痩せようかなと思うのではないか?洋服だって体型に合わせて買い換える
必要もあるし。
 
しかし、ダメ妻は一度たりとも痩せようとする行動を起こしたことはない。
今でさえ、ダメ妻は久しく美容院に行っていないし、服のセンスもださいことが
多い。あまり見た目にはこだわっていなというか、興味がないようである。
 
俺は亡くなった母から、背が高いと目立つからちゃんとしなさいと、小さい頃から
言われてきた。別にお金をかけるのではなく、見た目には気を遣っている。
ひとつ例をあげると、ワイシャツのVゾーンから下着が見えるのはダサイと
思うが、電車の中でそういう男をよく見かける。俺は間違ってもそんなダサイ
恰好はしない。