日常茶飯事ではあるが、今夜も子供が脱ぎっ放しの部屋着を俺がたたんだ。
まあ、ダメ妻がやる時間は腐るほどあるが、面倒くさいのと片付けには全く
興味がないダメ人間なので、めったにやることはない。
ソファーには、最近しばらく着ていない子供のパーカーもずっと置きっ放しである。
もちろんダメ妻が、早めにしまうことなんかはあり得ないので、いい加減俺が
洗濯機に放り込もうとした。しかし、パーカーには、クズ系のゴミが所々に付着して
いたので、俺がはたいてから洗濯機に入れた。
ダメ妻だったら間違いなく、そんなこと気にせず放り込むだろう。
今日も暑かったのにバカなダメ妻は、多少風通しのよくなる窓を開けていなかった。
その一方、寝室のカーテンは西日がもろに当たるのに全開な時が多い。
昨日は休みだったので、午後に俺がカーテンをしめておいた。
冬なら日射しを取り込むということでカーテンを閉めなくてもいいが、夏はそうはいかない。
しかし、バカなダメ妻は、そんなことは考えず、バカのひとつ覚えみたいに、季節に
関係なく同じことをするのだ。
それにしても、久々にソファーに置いてある服が、俺が片付けてなくなった。
もそもソファーは洋服置き場ではない。しかも、たたまずグチャグチャの状態である。
明日から子供に言って、ソファーを洋服置き場にするのはやめさせようと思う。
これでダメ妻は、また迷惑そうな顔をするだろう。とにかく整理整頓とは無縁な人間だ。
こうやってダメ妻に窮屈な気分を味わせ、俺は片付ける手間が減っていくのだ。