第二百八十話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

第百七十三話で重曹を使ってきれいにしたヤカンが、第百六十一話の状態に
戻ってしまっていた。約4ヶ月で元の汚い状態に戻ったのである。
 
もちろん、ヤカンに跳ねて付着した油系が、こげついてしまった状態である。
ヤカンの表面はべとついているように見える。
 
せっかく俺がきれいにしても、普段使う人間が、だらしないダメ妻のため、
俺がやってもイタチごっこに終わっていまうのである。ダメ妻みたいに汚れて
いても全く平気な人間は何も感じないのである。
 
玄関(屋外側)に不要になった植物用の支柱が、ずっと置いてある。俺は
束ねてひもで縛って、捨てやすいように置いたのにダメ妻は捨てようとはしない。
玄関のドアのすぐそばにあり、人が来ても目に付く場所である。それでも、
捨てようとしないダメ妻の無神経さは、呆れを通り越している。