第二百七話今夜、9時過ぎに子供と寝たダメ妻が、9時半頃に起きてきた。 もう1時間経つが、特に会話はしていない。というより、ひと言も 発していない。特に話すこともないからである。 普段、この時間は俺ひとりだから、ごく稀に起きてこられても、 かえって普段のペースが狂って、ストレスを感じるのである。 ダメ妻も普段この時間は寝ているため、起きてきても特に することはなく、普段観ていない番組を無理やり観ているような 感じである。 なぜダメ妻が起きてきたのかは不明である。