第百七十話

我が家の洗面所には下の写真のように、コンタクト等が万が一流れないように

するためのマットを敷いている。100円ショップで買ったものだが、ずい分と汚い。

髪の毛も溜まっている。一日に何回かは洗面所を使うため、イヤでもマットの汚れは

目に入る。しかし、ダメ妻はいっこうにキレイにしない。だらしないダメ妻なので、

それについては、当然といえば当然のことなので、別に特筆すべきことではない。

でも、手をキレイにするところなのに、これだけ汚くても平気なダメ妻の神経は

到底理解できない。

それよりも先週の土曜日にダメ妻の家族が来た。ダメ妻の親も洗面所を使ったのだが、

普通自分の娘にキレイしなさいとか指摘するのではないか？
ダメ妻が靴を揃えないことも注意しないし、改めてダメ妻の親は、ダメ妻やダメ妻の姉に対し、

あまり小言は言ってこなかったのだろう。その結果、ろくでもない姉妹が出来上がったのである。

今夜、風呂上りに下の子供がパンツをはかずにリビングの床に座っていた。ダメ妻は子供の

そばにいるのに、携帯を見ていてパンツをはくようにとは注意をしない。パンツをはけと注意

したのは、もちろん俺である。普通の感覚なら、パンツをはかずにフローリングに座るのは

抵抗がある。だが、ダメ妻はそこまで抵抗はないのだろう。だから、子供に注意しないのである。
このように我が家では俺が小言を言うしかないのである。放っておけば、ダメ妻みたいな

低レベルのダメ人間になるからである。

幸い俺がいろいろと注意をするので、基本的には我が家の子供はダメ妻みたいになることは

ないだろう。