第百五十四話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今夜帰宅すると、リビングと続きになっている和室の壁や畳み、襖に
赤いシミがいくつもあった。上の子供に聞いたら、下の子供が赤いペンを
振り回し、インクが飛び散ったらしい。
 
問題は、汚したことより黙っていたことだったが、下の子供がやっていないと
言い張る。まあ、上の子供は他人に押し付けることはしないので、100%下の
子供がやったのだが、下の子供が泣き出した。
 
ダメ妻は、わざとじゃないと子供をかばった。それがダメ妻と俺の子供の接し方の
決定的な違いである。俺は、さっきも言ったが、黙っていたことを問題にしている
のだ。ダメ妻のやり方では、黙っていたもん勝ちなのである。
 
そういうダメ妻の甘やかす態度が、ダメ妻自身に跳ね返ってくるのをわかって
いないのである。そうやって、子供はダメ妻は甘いと認識するようになり、
ダメ妻に対して汚い言葉を言ったりする。ダメ妻がそれに怒って手を出しても
子供はやり返す。さらにバカにした発言もする。ダメ妻と子供のやりとりは
本当にダメ妻の低レベルさを感じる。
(ダメ妻はダメ妻自身が、子供に攻撃や口撃されると、さすがに怒るが、しつけ的な
ことでは、あまりというより、ほとんど怒らない。)
 
まあ、ダメ妻もダメ妻である。俺が気づくまで、和室のシミに気づかないのである。
俺は帰宅して、すぐ目に入ってきた。ダメ妻も和室に入っているのにもかかわらず
異変に気づかないのである。
ダメ妻は汚れや散らかりは、全く気にならないため違和感がなく、気づかないので
あろう。