第十九話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

今、外は強風が吹き荒れている。ダメ妻は洗濯物をベランダに干したまま昼寝している。
昨日、10時に就寝し今朝は8時に起きたにもかかわらず、昼寝している。こんなことは
しょっちゅうである。
そんなことは、まあどうでもいいが、風の強いことを知っておきながら、洗濯物の心配を
しないダメ妻の無神経さには呆れるばかりである。たまに洗濯物が風に飛ばされ行方不明に
なることもある。全く学習能力がないのである。だからダメ人間なのである。

醤油さしが空になっている。醤油さしの周りは醤油がこびりついたりしていて汚ならしいが、
それでもダメ妻は洗うことはしない。たいてい俺が流しに置くと、とりあえずダメ妻は洗う。
調味料の入れ物は全部がそうである。空になって容器が汚れていても洗わないのである。
そんなことまで俺は家の中を見ていないといけないのである。
別に俺は潔癖症ではなく、当たり前のことである。そういう衛生感覚がダメ妻には著しく
欠けているのである。