■序文 私の人物像 | 末期肝細胞癌と戦う53歳オヤジ

末期肝細胞癌と戦う53歳オヤジ

肝細胞癌末期の突然宣告でパニクッていて風呂二回入っていいですか???
末期の告知にパニックに成りながら、どたばたやっている闘病記録です。「風呂二回」は気が動転して、気が小さくなって、言いたかった。内容は今後書いて行きます。

 兵庫県生まれ。前の東京オリンピックの次の年、ビートルズ来日の1965年生まれの53歳オヤジ。アーティスト。

 子供の頃より親の借金で苦労をし、何度も夜逃げ同然の移転。

また、火事で家が全焼したのに留守中で全員無事。地下鉄サリン事件は満員でいつもより電車を一本遅らせたために危険が回避できました。阪神淡路大震災は東京に居て、実家は潰れるも、本人は無事。

経験が多すぎ、災害・事故・犯罪の専門家としても活動しておりました。

これら家庭の事情も含んで引っ越すこと14回。

 そんな人生波乱の私でも、特に結婚してからは日々幸せでした。

妻と中学生の息子との三人暮らし。

 

 

 

昔、災害募金にかき集めた10万を出したら被災者から「少なくとも200万はよこせ」って言われたことがあります。追い込まれると自分以外の痛みは分からなくなるのでしょう。人間そんなものだと思います。今の私もそうなのでしょうか。

 

 53歳。何年も月一回のかかりつけの町医者での通院検査は、ずっと常に太っていた私の、若いころの痛風。その後発症した高血圧、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群の経過を見て、抑制するためでした。

 そのいつも「大丈夫でしょう」が口癖の町医者の先生では発見されること無く、別の病院で受けた突然の肝細胞癌による余命三ヶ月宣告にパニックになっています。

 

 その時には無性に「毎月通院していたのに発見が遅れ残念だ」と思いました。死ぬことは想定内です。病名も想定内です。私にやって来ると言うのも想定内です。しかし「今」という時期については断じて認めたくは無かったです。とても苦悩しました。今更ながら、そして目の前の余命に、町医者に対する怒りすら覚え、そしてどうしたら何とかなるのかと考え、やがて酷く、深く落ち込みました。

 

 もう少し子供の成長が見たかったです。平成の次の時代の元号。東京オリンピックなど、見られなさそうな感じで残念です。

勝手に「自分の人生60年」と設定していましたが、それでも甘かった。

 ちょっと残された時間が無さ過ぎて、目につくことから片づけるしかありません。

もちろん戦います。戦いますが、事実は事実として受け止めなければなりません。

しかし「簡単には負けるわけにはいかない」とも思っています。

 

 「立ち去らない老兵など恰好が悪い」「人は黙って死んでいくのが美学」私もそう強く思っておりました。

 ところが、ある方が教えて下さったのです。

「分かっていたのに教えてくれないなんて、水臭い人だと思われるという考え方もあるよ」それを聞いて、人が亡くなった時に「私も知っていたら何かできたかも知れないのに」「お会いしたいと思っていた時だったのに機を逃したか」と、何度か悔やんだことを思い出しました。「今の時代はそうなのかも知れない」。

 そこで、今、実際にお役目をやらせて頂いている所だけには病状をお知らせしました。

ところが、これが本人の予想を超え、あまりにも反響があり、有難いことなのですが、お見舞い願いや、連絡が増え、意識朦朧で苦しい毎日の検査、治療、診断の続く中で、閉口してしまいました。

 

 嬉しい喜びですなのが「この反響ならばお役目の繋がりのない知人や友人にまで伝えるとどうなるか分からんな」と思ったものです。

 早速トップの方や友人に「受けを全部頼んで取りまとめくれ。今はまだそっとしておくように伝えてくれ」とお願いし守ってもらいました。

 しかし、そこで気がついたのは、今、自分に関係あろうが無かろうが誰も皆、癌と言うものに興味がある。という事です。癌の細胞療法がノーベル賞の話題になったからかも知れません。十年前には五人に一人と言われていた癌が、今では二人に一人と言われているからかも知れません。

 

 文字が打てるようになるほど元気になれば伝えるべきだろう。

最前線の知慮を受けているのだ。人の役に立つだろう。その記録も私の生きた証しとなるはずだ。

 通院や検査、診断、治療中に入るご心配の連絡の数も、増やさないでも済むかも知れません。

 逆に「余計な連絡は出来ない」と我慢頂いていた方も言って来やすい。

 このブログを見に来てくれれば私の病気の進行状態が分かり、安心してくださる方もいるであろう。

 そして、私自身ブログを気にして書くことが日々の闘病の励みになるかも知れない。

と、考えて書き始めることに決めたのです。恥ずかしながら内情を広く告白することにしました。

 これを見られて私と約束していたとお考えの方、実行でき無い場合は申し訳ありません。仕事も近日なら受けます。

 私が何か借りていた人、申し出てください。多分来年はありません。

 普段からおかしな言動なのが売り物ではありますが、時々かなり度を越しておかしなことを書くかもしれません。それは病気の影響が濃い時でしょう。あまり気にしないで下さい。

しかしながら、同じように癌と戦う人々と人生を考え、情報を共有して行きたいです。癌に興味がある方にもお伝えしていきたい。

 「お前さんの闘病の記録という事ならどんどん拡散してやるよ」という方はぜひお願いします。広く世の中に紹介して下さい。

 医療者の方にも読んでいただき、ご指導頂けたらと思いますので宜しくお願い致します。

 

 ですが、このブログはあくまでも癌闘病の記録であり、見舞いの催促ではありませんので、そのあたりは全くお気になさらずに。無視されるのが普通であろうと思います。

失礼ながら「頑張れ」「負けるな」「気をしっかり」「驚きました」「どんな感じなの」「どこどこなら治せるぞ」とのご意見も、今は全く聞く余裕がありません。

限界近くまで頑張っていますし、本人が一番驚いています。

ストイックな制限の中に居ます。何よりお気持ちは嬉しいのですが、お菓子、フルーツ、健康食品などを送られても困るばかりなのです。お気持ちだけで充分結構です。現金なら別です(笑)薬代に役立てます。現在の私は皆様が普通に思われるほど暇では無く、そもそも残された時間が気にはなりますが、見舞っていただく分には嬉しいものです。

もしも、お互いに時間が合って、会って楽しくなるようなお話していただける気持ちがきっと私の闘病の励みになると思います。

リラックスしようと思えば、お約束やご連絡を無視してしまうかもしれません。

往診、通院、検査、診断、治療が辛くて合間を見て、思い付きで旅行してしまうかもしれません。

先々の時間が長くないかも知れないので自分優先で逃げます。それはそれでご容赦ください。

夢は生きて、出版、映像化。さらに身体が回復すれば全国に出向いて講演会を行う事を目標に思っています。自分も他人も癌に向き合い、ウインウインになりたいです。

以上、色々勝手ですが宜しくお願いします。

10月末

 

■勝手さNO, お見舞いや連絡なんかの事

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