病気と仕事 | 乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

 癌の治療,治癒として、私たち夫婦、家族が行っていること
 闘病生活の中で感じた医療や健康に関する疑問や不安
 癌の闘病生活とはどんなものなのか
 夫からの視点でお話していきます。
 何かお役になれば幸いです。

【2016.01.14の状況④】

こんにちは。


本日、妻のパート先に退職の話をしてきました。


今頃?と思われる方が多いかもしれませんが、パート先のオーナーが『戻って来なさい』と強く主張され、今日まで引きずっていました。


乳癌のことは話しており、2014年10月に入院したときから退職したいと申し込んでいました。ですが、上記のように断られてました。


戻れるところがあり、嬉しかったのですが、それ以上に自分の欠員分の補充がなく、他の方に迷惑をかけてしまい、申し訳ない気持ちのほうが強かったみたいです。(早く治さないとと焦りも出たみたいです。)


昨日、オーナーに妻が電話し、本日自分が詳細を説明してようやく退職となりました。


この前のブログに書きましたが、妻は言葉が出てきにくい状態です。そんななか、昨日頑張って電話し、緩和ケアを受けている状態だと話しました。


『やっと辞められた。』これが妻の本心のようです。


病気になると、再就職が難しいのが現実です。雇用側も色々考えると思いますが、雇われ側も不安が一杯だそうです。


妻も面接時は『病気のことを考えてしまい、様々なところで強く自分をアピールできない』と言ってました。就職しても治療など通院で休んでばかりいたら迷惑かけるしとの思いもあるみたいです。


そんななか、ずっと待ってくれたのは嬉しかったのですが、前述のように周囲への迷惑を考えると心苦しかったようです。


持病を持つ人が働く場合、職場全体でその病気を理解し受け入れてくれないと上手くいかないと思います。しかし、一方で患者側は病気のことはあまり知られたくなかったりする。難しい問題ですね。


病院で点滴し、今日も自宅に戻ってきました!自宅でゆっくり過ごしたいと思います。



最後までお読み頂き、ありがとうございました。