ルドルフ・シュタイナーと出口王仁三郎の符合の発見と研究についての覚え書き  |  地球の救い方 ルドルフ・シュタイナーの人智学に学ぶ

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 Yahoo!ブログから引っ越してきました。
 ホームページ「ルドルフ・シュタイナーと出口王仁三郎の符合」
   http://the-spirit-world.sakura.ne.jp/index.html
  も開設しています。
   なかなか更新できないと思いますが、宜しくお願い申し上げます。

 

 

「ルドルフ・シュタイナーと出口王仁三郎の符合」の発見と研究についての覚え書き 

 前回に続いて、今回も今年AmazonでKindle出版をしたルドルフ・シュタイナーと出口王仁三郎の符合の改訂版について、出版に至るまでのエピソードを宣伝も兼ねて解説させていただこうと思います。

 

 9月の初旬に改訂版の【Ⅱ】の出版手続きを終えてから、ホッとして疲れが出たのか、全く続編を書く気になれず、本を宣伝する気力も湧かず、Ⅰヶ月間、大好きな神秘学から遠ざかっていました。

 

 その代わり、MicrosoftのBingのAIに絵を描いてもらったりして、その凄さに驚きを通り超して感動したりしていました。

 

 AIが作成した絵画を見て、いろいろと感じることも多かったので、近々、またこのブログでも紹介させていただこうと思います。

 

 では、本題に戻ろうと思います。

 

 

シュタイナーと出口王仁三郎の符合点に気付いた切っ掛けとなった本

 私がルドルフ・シュタイナーが残した言葉と、出口王仁三郎の言動との間の符合点に気が付いたのは、確か・・・2005年頃?に読んでいたシュタイナーの「仏陀からキリストへ」という本でした。

 

 この本は、日本を代表する人智学の一人であり、人智学の邦語訳者でもあった故・西川龍範氏が、シュタイナーが仏陀とキリストについて語った講義のみを集めた講義録です。

 

 

 その中でシュタイナーが1911年に"弥勒菩薩の転生”について語っている講義があったのです。

 

 その部分を読んだ夜、疲れたので寝ようとしたところ、「そういえば、大本では出口王仁三郎をミロク様と呼んでいたし、シュタイナーと同じ時代に生きていたかもしれない!?」と、ふと気になったのです。

 

 そこから、シュタイナーと出口王仁三郎の活動していた時期を確認すると、出口王仁三郎はッシュタイナーの10年後に出生していて、同じ時期に活動していたことが判ったのです。

 

 

 

ルドルフ・シュタイナーと出口王仁三郎の符合の研究

 それからは、双方の言葉の符合点に注目して書籍を読み進めるようになり、その部分に付箋でメモを貼ってゆき、後でパソコンに転記する作業が始まったのです。

 

 何故、そんなに注目したかというと、シュタイナーはこの弥勒菩薩が20世紀初頭に転生しており、弥勒菩薩がエーテル界へのキリストの再臨と深く関わっていると論じていたのです。

 

 しかも、「釈迦・観音・弥勒とは誰か」を読んで、人智学協会の内部では、シュタイナーが預言した弥勒菩薩が誰なのかを、現在まで特定できていないことも判りました。

 

 そして、このことが人智学的な認識からは地上の人類の霊的進化にとって極めて重要な事として、シュタイナーは講義の中で何度も語っていたのです。

 

 そのため、今度はシュタイナーのキリスト論を学び直しながら、新約聖書も再度、改めて読み返すようになりました。

 

 さらに、大本の開祖・出口直のお筆先(大本神諭)、出口王仁三郎の霊界物語、三鏡などを、人智学的な角度から読み直すことになりました。

 

 その結果として、大本の活動が新約聖書の預言と深く結び付いていることに気付いたのです。

 

 そんな作業を繰り返していたため、私のシュタイナーや出口王仁三郎の蔵書は、今では付箋だらけで、非常に読みづらくなっています・・・。(ドン引きされそうですが↓こんな感じです)

 

     

 

 霊界物語については、はじめはストーリーを追ってゆこうと考えてノートにメモ書きしてゆく作業をしていったのですが、途中からストーリーではなく、重要だと感じる内容を第64巻くらいまで書き留めました。(↓霊界物語の個人的な重要点をメモしたノート)

 


 

 ただ、最近は飯塚弘明さん管理サイト【霊界ネット】が大変便利なので、検索して読みながら重要な点はコピペしてWordで管理しています。

 

 

 こうした符合点の一部は、当時はYahoo!ブログで発表していたのですが、一つの符合点の説明を描いている途中で、連鎖的(芋蔓式)に複数の符合点に同時に気付くようになり、それを箇条書きのようにして次々とピックアップしてく作業が続くようになったのです。

 

 特別な表現は避けたいのですが、この頃は本当に自分の意志というよりは、霊的に次々と直感で符合点の教えられて、それを「ちょっと待って!手が追い付かない!」という感じで書き留めていったような、不思議な感覚の日々でした。
 

 ただし、こういう感覚は低次元の霊の仕業の可能性も考えられますし、そのまま信じるのは非常に危険なことでもあるので、こうして直感で書き留めた内容については、シュタイナーや王仁三郎の書籍に基づいて客観的に何度も確認する作業も行ってゆきました。

 

 そもそも、こうした研究はブログや出版のためではなく、自分自身の霊的な探求の道そのものだったので、只々、一途に自分自身が納得できる根拠と論証を求め続けていたという感じです。

 

 それは、それまでに読んできたスピリチュアリズムや宗教の書籍の疑問点の払拭の意味もありました。

 

 その意味で、他の誰かに理解してもらうよりも、自分自身の魂を納得させるための作業だったのです。

 

 

シュタイナーが預言した弥勒菩薩が、出口王仁三郎だと確信して本を出版

 そうした作業を続けてゆくことで、シュタイナーが生前に預言していた20世紀の弥勒菩薩が出口王仁三郎であることに確信を持てるようになっていったのです。

 

 また、それが私自身のモチベーションにもなり、2年間ほどは両者の符合のことで頭がいっぱいの状態で分析を続けてゆきました。

 

 そうした結果として、第三者にも伝えたいと感じるようになり、多くの符合点の概要を広く浅くをまとめたのが、2009年に出版した「ルドルフ・シュタイナーと出口王仁三郎の符合」でした。

 

 今思うと、この時の本は非常に広範囲なことについて取り上げ過ぎて、重要な点の内容が薄く感じられます。

 

 何より弥勒菩薩とキリストの関係についての認識が甘く、曖昧なものでした。

 

 この原稿を本として出版するために、複数の出版社に声を掛けた結果、出口王仁三郎の書籍や古文書を扱う八幡書店様から、良いお返事を頂き、出版をお願いすることにしていました。

 それによって、個人的には大変な自信になったのです。

 

 同時に、原稿を書きながら取得した資格(大型自動車、大型特殊、フォークリフトなど)を生かして、再就職をすることで自分の経済的な立直しをしてゆきました。

 

 余談ですが、前の会社では事務仕事とフォークリフトの仕事をしていたので、自分で言うのもなんすが、フォークリフトの操作技術はかなりプロ級です!

 

 ところが、八幡書店さんからの出版が伸び伸びとなり、せっかちな私の性格も災いして、こちらから出版をお断りさせていただくことにして、自費出版に切り替えて出すことにしたのです。

 

 八幡書店様の都合もあったと思いますが、出版の決定後も次々と新しい発見が続いていたため、今後も本の内容を推敲しながら、それを自分で管理したかったというのが最大の理由でした。

 そのため、八幡書店様には感謝しておりますし、むしろ申し訳ないと思っています。

 

 

 

日常生活の立直し

 出版後は、私の予想よりも高く評価していていただき、それを切っ掛けにして、大尊敬していた西川龍範先生からも簡単な本の感想をいただけましたし、出口王仁三郎の研究家の飯塚氏のイベントにも参加させていただいたりで、個人的には一応の満足と自信を得ることができたのです。

 

 もちろん、シュタイナーの人智学を理解すればするほど、「弥勒菩薩の転生」と「エーテル界へのキリストの再臨」の認識を明らかにすることは、極めて重要なことだとは強く感じていました。

 

 とはいえ、はじめから「今の世の中、このことを理解できる人は余りいない!」と予想していたので、「解る人にだけ伝えられれば良いし、それで充分だ。」とも感じていいたので、どこか冷静で冷めた感覚も常にあったのです(それは、今も変りません)。

 

 そんな研究への強烈な情熱に反比例して、一般公開への冷めた冷静さのバランスを保ちながら、再び、以前の日常的な生活に戻っていったのです。

 

 というよりは、再就職先の仕事が超ヘビーだったことや、父が病に倒れて病院や介護施設に入るようになり、エンジェルカードの占いをしていただいたことが縁となった女性と交際したり(双方の親の介護、ペット、住居、仕事の事などの考え方がすれ違うようになり、結婚には至りませんでした泣くうさぎ)、家のリフォームの必要性に迫られたり等々もあり、日々の生活の雑踏で、以前のような霊学や神秘学の研究生活から遠ざかることを余儀なくされていったのです。

 

 

キリストの再臨という霊的事実の新たな発見

 ただ、そんな中でも趣味が読書なので、神秘学の本は色々と読み続けていました。

 

 そして、シルバーバーチ、G・V・オーエン、W・S・モーゼス、ジュラルディン・カミンズ、アラン・カルデック、グレース・クック、エドガー・ケーシー・・・等々の書籍を読んで行く中で、これらの邦語訳者の方々の研究によって、こうした通信霊たちが「キリストを中心とした大霊団による活動」の一端であることも解ってきました。

 

 実際、G・V・オーエンの「霊界通信ベールの彼方の生活」は、キリストが率いる大霊団が高次の霊界から地球の救済に向かう光景が描かれており、その時期がシュタイナーが預言していたエーテル界へのキリストの再臨の時期と重なっていることも解ったのです。

 

 こうして、これまで「ルドルフ・シュタイナーと出口王仁三郎の符合」だったものが、次第に多くのスピリチュアリズムとも符合していることが解ってきたのです。

 

 

 ということで、つづきは、また次回にしたいと思います。

 

 9月に燃え尽き症候群状態になってしまったこともありますが、今後もマイペースでやって行こうと思いますので、宜しくお願い申し上げます。ニコ