当日の昼過ぎに予定が発表されたみたいで、こちらは正に「寝耳に水」でスケジュール調整が出来ず、開始時刻より30分ほど遅れて国会正門前に着きました。
運良く間に合って動画が撮れれば「目っけ物」程度の気持ちでしたが、着いた途端「小泉純一郎」元首相が目の前に現れ、足早に道路を渡って車に乗り込み、去って行きました。
突然の出会い頭だったので、急いで動画を撮ったのですが、彼の後ろ姿しか撮れませんでした(笑)。
その動画は次です。
2014.01.31 金曜官邸前抗議:小泉純一郎元首相(後ろ姿)〈国会正門前〉
小泉さんのスピーチが終わった直後なのかな、と思ったのですが、後で周りの人に尋ねると、スピーチをしないで帰ったそうです。
「折角来たのに、なぜなんだろう?」と誰でも思いますよね。
その時「国会前スピーチ・エリア」の壇上では「宇都宮けんじ (健児)」候補が演説中でした。
それが次です。
2014.01.31 金曜官邸前抗議:宇都宮健児さん〈国会正門前〉
「国会前スピーチ・エリア」周辺は首相経験者の来訪とあって、マスコミを含め大混雑していました。
過去に大物政治家が来た時も同様だったので驚きはしませんでしたが、いつもよりは遠く離れた位置で撮影せざるを得ませんでした。
当然ながら「国会前スピーチ・エリア」の中の様子を目視で確認できる状態ではありませんでした。
宇都宮健児さんの直後にスピーチをしたのが、細川護煕さんでした。
通常とは違って、壇上に登らず、マイクも使用しないでスピーチを始めたので、最初彼がどこにいるのかさえも分からず混乱しました(笑)。
その時の動画が次です。
2014.01.31 金曜官邸前抗議:細川護煕さん〈国会正門前〉
金曜官邸前抗議の過去には(著名人では)例がないスピーチの方法だったので、「何だったんだ?」との思いは、多くの参加者が抱いた第一印象ではないかと推察されます。
でも一番残念がったのは、早い時間から場所取りをして待ち構えていたマスコミ各社だったのではないでしょうか?(笑)
皆さん壇上に向けてカメラをセッティングしていたはずですから。
その後、細川夫人の「細川佳代子」さんたちが、それをフォローするかのようなスピーチをしました。
2014.01.31 金曜官邸前抗議:湯川れい子、細川佳代子さん〈国会正門前〉
脱原発の都民の票を取り込むことを目的としていたならば、今回の細川さんの振る舞いは、逆に不審を抱かせマイナス効果になったのではないか、と心配になります。
細川さんの選挙対策事務所は混乱している——統率が取れていない——と感じても仕方がありません。
先週末から日曜日にかけて連日、各種デモ等に参加して、現在の東京都知事選挙の情勢に関する情報を収集してみました。
どこかの新聞社の世論調査どおりに、自民・公明の与党が推薦(支援)する「舛添候補がリード」しているのが無難な分析みたいです。
長く選挙対策をして来たある方に尋ねてみると、現状は「細川さんと宇都宮さんの脱原発の票を足しても、舛添候補の票には届かない」そうです。
直近の沖縄の名護市長選挙や福島の南相馬市長選挙の結果を見ると、与党に逆風が吹いているように感じますが、東京とそれらの市とでは選挙戦の雰囲気が全く違うそうです。
米軍基地問題はもとより、原発問題も「多くの都民(無党派層)にとっては、所詮〝他人事〟だという意識が強い」から、というのが彼の現状分析です。
他人事というよりは「無関心」と言った方が良いのかもしれませんが……。
脱原発候補者が「分立」したのも、無関心の都民の票を「どうやって数多く獲得するのか」という方法論の違いが大きな要因なのかもしれません。
無関心の人に対して呼びかけるのですから、「この方法(選挙戦略)が有効だ」というものがいくつかに乱立しても致し方ありませんよね。
このような東京都知事選挙の現状に対して、有名ブロガーの「座間宮ガレイ」さんが怒りを持って、本来あるべき民主主義のあり方を訴えています。
必見です。
細川・宇都宮と直接会って話した俺のメッセージ!都知事選一本化の茶番や怪情報をのりこえ、僕ら無名の有権者の手に政治を取り戻せ!
「直接(相手に)聞いたら簡単に分かること」——。
これは「名言」です(^^;。
僕が「現場」に出向くのは、マスコミに頼らず、自らが一次情報に触れることが重要だと実感しているからです。
怒りでハイテンションの座間宮さんの上記動画では、実際に会ったことのない人が、彼のことを「変人、変態」だと思われても仕方がないので、そのイメージをフォローする続きの動画を最後にご紹介します(^^;。
都知事選 ラブアンドピースで候補者を全力で応援しようぞ!このムーブメントはその後もずっと続いていくんだ!
「この国民にして、この政府」——。
現状の選挙情勢のまま「この都民にして、この(舛添)都知事」になってしまうのか……。
その答えが、2月9日の投票日に出るでしょう。
オリンピックどころではない!
今や世界からも注目されている選挙なのですから、都民は「他人事ではなく」もっと危機感と自覚を持つべきだと思います。