脱原発の有名ブロガー「座間宮ガレイ」さんが、選挙戦終盤に入る中、往生際の悪い著名人による脱原発候補の一本化の動きは茶番だと批判してましたが、２月３日に彼が指摘した通りに「脱原発都知事選候補に統一を呼びかける会」が会見を開きました。
2014/02/03 原発都知事選候補に統一を呼びかける会 記者会見
１月20日に会見を開き、脱原発候補の一本化を断念し「細川氏支持」の声明を発表したのに、今更何を「悪あがき」をしているんだろう——と誰もが感じるだろうと思います。
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「細川氏支持」を表明しておきながら、なぜここに来てまた再び「一本化の呼びかけ」をしたんでしょうか？
おそらく、告示前の当初の見込みほどには、「脱原発の有権者からの支持が細川氏に集まっていない」からだろうと推察できます。
そりゃそうでしょう。
「脱原発の有権者の気持ちを置き去りにして」著名人や脱原発運動のリーダーたちが「勝手に」細川氏支持を決めてしまったんですから。
しかも、「細川護熙」候補が「公約を発表する前」にですから、そのことに納得できない有権者は少なくなかったはずです。
逆に「告示日の前日の夕方」まで公約を発表しなかった細川陣営に対して、「初めから脱原発候補の一本化は眼中になかった」のではないかと不審感を持ち、「勝てそうだから」と簡単に支持するわけにはいかなくなったのではないでしょうか？
細川陣営（選対）としては、「小泉純一郎」元首相が応援すれば「大きな風が吹き」、雪崩を打って脱原発の有権者の支持が集まる——つまり、一本化しなくても勝てる——と考えたのかもしれませんが、それは「3.11までの政治」なら通用した戦略だったのかもしれません。
3.11以降、特に脱原発の有権者の意識は大きく変化したことに、細川陣営（選対）は気付いてないのでしょうか？
ブログでは、僕は他人の批判（悪口）を書くのを自制していて、それをモットーとしているのですが、結構怒っています（笑）。
何やってんだよ（脱原発運動を引っ掻き回すようなことをするな！）——と感じている脱原発の有権者は少なくないと思います。
ここは代わりに、座間宮ガレイさんに吠えてもらいましょう（笑）。
鎌田慧さんらが、今さら一本化のため宇都宮選対を訪問した件
ちなみに座間宮ガレイさんは、昨年の参議院選挙の時に何度か直接話したことがありますが、普段はこんなに怒りっぽい感情的な人ではありません。
脱原発への思いが人一倍強く、更に沖縄へ行って名護市長選挙を追い続けて来たので、尚更不甲斐なく感じ余計に腹立たしいのでしょう……。
彼（の人柄）を誤解なさらないで下さいね(^^;。
東京都知事選挙戦も終盤戦に入り、投票日まで残り僅かです。
脱原発候補者が２人に分裂した影響で、どちらに投票したら良いのか、どちらに支持表明したら良いのか悩んでいる人も多いのだろうと思います。
僕の周りでも、悩まれている方が結構少なくありません。
それが主な要因なのでしょうか、脱原発の支持者獲得が目的で、「細川護熙」候補および「宇都宮けんじ (健児)」候補の両者に対する「ネガティブ・キャンペーン」がインターネット上で繰り広がれているようです。
その中で僕が特に気になっているのは「宇都宮陣営を牛耳っているのは共産党だ」というものです。
そして、伝聞を含め、そのネガティブ・キャンペーンが今も後を絶たないようです。
今回の選挙戦を通じて認識を改めたことは、日本人（都民）の間に「共産党アレルギー」が今も強く根付いている事実です。
共産党と聞いただけで、具体的な根拠もなく嫌悪感を持つ方が意外と多いのには驚きます。
僕に言わせれば、「まるで戦前の日本」のような感じなのです（苦笑）。
毎週のように首相官邸前や国会周辺に出没（徘徊？w）するようになって２年近くになりますが、共産党の動員で参加される方は殆どいません。
個人参加か組織動員かは、雰囲気（オーラ）が違うので、何度かデモ・集会に参加すれば誰でも分かるようになります。
そして宇都宮健児さんも、政党組織をバックにデモ・集会に参加している風情が全く感じられない人の１人です。
例えば僕の撮った次の動画です。
2013.12.05「特定秘密保護法～永田町大集会」宇都宮健児さん《2/16》
この時、近くの別の場所で行われた抗議行動では共産党の幹部クラスがスピーチしたそうですが、僕がいた所には見えませんでした。
共産党には、本部が支援を決めた「市民運動グループ」というのがあるみたいです。
宇都宮さんが本当に共産党から組織的に支援を受けているのなら、この場所には来なかったと思います。
デモや集会に何度か参加すれば、どの政党がどの程度の関わりで支援しているのか分かるようになるはずです。
おそらく宇都宮さんへのネガキャンをしている方は、そのような「現場」にあまり参加していない方だと思われます。
僕が知る限り、宇都宮さんほど既存の政党色に染まっていない「無色透明」な候補者はいないと思います。
ではなぜ、「宇都宮陣営を牛耳っているのは共産党だ」という、直接現場に行って自分の目で見れば分かるようなデマが今現在もまかり通っているのでしょうか？
やはりそれは、宇都宮さんの唯一の欠点だと言われる「知名度の低さ」が大きく関係しているのでしょうか……。
でも僕としては逆に、「片言程度でも、宇都宮さんを知らない奴は社会や政治に対して物申すな！」と思ってしまうんですよね、どうしても……(^^;。
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NHK で放送された『プロフェッショナル 仕事の流儀 第5回「仕事も人生もやり直せる」弁護士・宇都宮健児』（2006年2月7日放送）の動画のフル・ヴァージョンを見つけました。
もっと宇都宮さんのこと（人柄）を知ってもらいたいので、次にご紹介します。
人生も仕事もやり直せる／弁護士・宇都宮健児
東京国税局に１億円を差し押さえられた後、宇都宮さんはどうしたのか？
その後の顛末が知りたくなりますよね。
いえ、大丈夫です(^^;。
テレビ東京の『ルビコンの決断』という番組で、宇都宮さんの「その後」を描いています（2009年9月17日放送）。
それが次です。
宇都宮弁護士①
宇都宮健児②
本当は非常に「芯が強い」人物だと言うことが、ご理解できると思います。
端的に言えば、「社会的弱者の救済」と「差別初めとする人権侵害や、社会の不公正、不平等なものを正す」ことに懸命に取り組んで来た人と言っても良いでしょう。
今回の都知事選挙では、どのような方が宇都宮さんを支持、支援しているのでしょうか？
街宣で応援演説をした方の動画を２つご紹介します。
哀しみを持った人の心繋ぐのが宇都宮さん－「世田谷一家４人殺害事件」遺族・入江杏さん
辛淑玉さんの応援演説
そして最後は、宇都宮けんじさんの演説を是非聴いてもらいたいと思います。
都知事選挙、宇都宮けんじ立候補 渋谷フェス
そして「おまけ」↓です(^^;。
【宇都宮けんじ】ネットCM「不屈の男！編」