【言志耋録 54条より】
「惟(こ)れ精惟れ一」
とは
工夫の上に本体を説き
「声無く臭(か)無し」
とは
本体の上に工夫を説く
88888888888888888888888888888888
『書経』
「大禹謨」に
「惟れ精惟れ一
允(まこと)に厥(そ)の中を執れ」
とある
この精一の工夫は
工夫それ自体が
本体を明らかにする
というものだ
心の本体は
どんなものかというと
『詩経』
「大雅、文王」にあるとおりで
「上天の載(こと)は
声もなく臭もなし」である
即ち
「声なく臭なし」
という本体のありようは
同時に声をなくし
臭をなくす
工夫につながる
というわけである
88888888888888888888888888888888
あなたは
学問、読書、静坐、実践など
あらゆる形式の修養方法で
良知の本体を極めることができます