【言志耋録 20条より】
悔(かい)の字
激の字
懼(く)の字は
好字面に非ず
然れども
一志を以て之れを率いれば
則ち皆善を為すの幾なり
自省せざる可けんや
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悔、激、懼などの字は
何れもよい字面ではない
即ち
悔は
過去の出来事をくやむことであり
激は
心が調和を失ったことであり
懼は
心が不充実で
恐れおののくことである
しかし
一たび志を立て
これらを率いれば
皆善をなすの
きっかけとなるものである
即ち
志を立て
これらをみると
悔の字は
過去を改めて
善に着く第一歩であり
激の字は
発奮激励して行く意味であり
懼の字は
これにより身を慎(つつし)み
善をなすきっかけと
なるものである
このように
活用の方法があるのだから
自ら反省しなければならない
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あなたは
一見、悪く見えるようなことからも
よく学び、よく改め
より良くなっていきます